整備士ノート510です
今回はアウディのS1のオイル漏れのレポートをしますね。
漏れていた個所はオイルパン付近なので、定番のパッキンかなと思ったのですが違いましたた。
結論から言いますとオイルパンの亀裂によるオイル漏れでした。
パッキンではなくオイルパン本体の不良でしたので、修理は予想よりも高額になりましたし、年式もそこまで古くなかったので外車の品質だなと改めて思います。
この記事ではオイルパン不良による様子と、この修理にかかる金額をレポートしますので現在同じようにオイル漏れをしている方や、これから修理をする人に参考にしてください。
オイル漏れの状況
まず入庫した車の情報をお伝えしておきますね。
- 車名:アウディS1
- エンジン型式:CWZ
- 年式:H27年(6年落ち)
- 走行距離:約5万キロ
そしてオイルの漏れの状態ですが、アンダーカバーにはべったりとオイルの跡。
エンジンを始動しなくてもポタポタと漏れてくるレベルなので、オイル漏れの状態としてはひどい方でした。
漏れている個所はパッと見た感じでオイルパン付近とわたっかので、定番のオイルパンのパッキンかと思ったのですが予想は外れ。
定番のパッキンは弾力もあり大丈夫でした。
↓
このオイルパンのパッキンも約¥7500と高額です!
ブレーキクリーナーでオイルパンを洗浄してみると、なんとオイルパン本体から漏れていました。
今回オイルパンの亀裂によるオイル漏れをしている車の入庫時の走行距離は約5万キロ、年式は6年落ち。
オイルパンは樹脂製でコスト削減や軽量化が目的なのでしょうが、耐久性は低いと言わざるを得ませんね。
10年、10万キロ以上はもってほしいものです。
オイパン交換の費用
さて修理ですが、当然オイルパンを交換する必要があるので交換をします。
しかし、純正新品のオイルパンに交換しても、また6年後に同じようなオイル漏れを起こす可能性が高い。
そこで今回は社外品の金属製のオイルパン(アルミ製)に交換することとしました。
isweepのアルミオイルパンです
純正のオイルパンですと約5万円、isweepのアルミオイルパンで約9万円で社外品の選択ですとやや高額にはなりますが、再発するかもしれないという不安を払拭できればありかなと思います。
さて皆さんが気になる修理費用ですが、社外品を使用した費用と純正のオイルパンに交換した場合の2種類を概算ですがまとめてみます。
参考にしてみてください。(スマホは表がスライドします)
社外品 | 純正品 | |
---|---|---|
オイルパン | ¥93500 | ¥55000 |
パッキン | ¥1000 | ¥7500 |
エンジンオイル | ¥14000 | ¥14000 |
工賃 | ¥18700 | ¥18700 |
合計 | ¥127200 | ¥95200 |
※社外品のパッキンは液体パッキンを使用
まとめ
オイル漏れを起こしたままですと危険ですし、車検にも通りませんので早急に修理したいところです。どのように危険化などは以下の記事を参考にしてみてください。
オイル漏れの修理は今回のように高額修理になるケースもありますので、故障が続くようでしたら乗り換えも検討してもいいかもしれません。
特に外車の場合は国産車ではありえないような故障や修理金額になりますので、国産車への乗り換えも検討してもいいかもですね。
修理か買い替えかを悩んだ時は、以下の記事を参考にしてみてください。