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タイヤの片減りする原因と対策!

タイヤの減り方が均一ではないことってありませんか?

特に外側や内側だけが減っていくことを「タイヤの片減り」といいます。

このような症状は良くあることなのですが、そこにはもちろん原因があります。今回はそんな片減りの原因を紹介し対策まで解説しますのでぜひご覧ください。

目次

片減りの原因は?

タイヤの片減りの原因は主にこの3つが原因です。

  1. アライメントが狂っている
  2. 空気圧不足
  3. 運転による摩耗

アライメントが狂っている

アライメントとは「ホイールアライメント」のことで、車体に対するホイールの角度のことです。

このホイールアライメント狂っていると、片減りなどの偏摩耗の原因になります。

角度と言っても下記のように色々あります。

  • トー角
  • キャンバー角
  • キャスター角

トー角は車体を真上からみた角度の事で、内側に入っていることをトーイン、外側に向いていることをトーアウトと呼びます。トー角のバランスが狂っているとタイヤの内側や外側が減ります。

キャンバー角は車を真正面からみてタイヤの上部と下部の角度です。ハの字になっていればネガティブキャンバーでタイヤの内側が減り、逆ハの字になっていればポジティブキャンバーと言われたいやの外側が減ります。

キャスター角は前輪の操舵回転の中心軸と垂直線との傾きのことを言います。

アライメントが狂う原因としましては、各部品の経年変化によるへたりだったりしますが、事故などによる足回りやボディの歪みの可能性もあります。

アッパーマウントがガタガタでタイヤが偏摩耗した車の修理をした記事もありますので参考にしてみてください。

ワイヤーが出るくらいタイヤ片減りしているエブリィの修理

空気圧不足

タイヤの空気圧も偏摩耗に影響します。

空気圧が適正値よりも低い「空気圧不足」の場合は、タイヤのショルダーが地面と接しますので減りやすくなります。

逆に空気圧を入れすぎている「空気圧過多」の場合は、タイヤのセンターが減るようになります。

運転による摩耗

またカーブの多い道をスピードを出して曲がると、タイヤ外側(ショルダー)に負荷がかかりますので早く摩耗します。

またRV車は車高が高い上に車重もあるのでカーブ時には車体が傾きやすく、タイヤの外側だけが減りやすくなっています。

いつも通る道にカーブが多いとショルダーの減りが早くなるかもしれませんね。

そのまま走行するリスクは?

このようにタイヤが片減りする原因は様々ありますが、片減りしたタイヤをそのまま使うとどうなるのでしょう?

タイヤのセンターはまだたっぷり溝があるし、タイヤ自体もまだ新しいから「もう少し使いたい」なんて思う方もいるでしょう。

しかし片減りしている状態で乗り続けると最悪バーストしていまします

タイヤもトレッド部分(タイヤの黒いゴム部分)がなくなるとワイヤー部分が出てきて、走行中熱を持ちバーストに至るためです。

バーストとはタイヤの破裂だと思ってもらっていいです。

走行中にタイヤがバーストしてしまうと、ハンドルを取られ大事故につながり大変危険です。

ワイヤー部が出ているタイヤは論外ですし、タイヤサイドの溝がないものも早急にタイヤ交換が必要となってきます。

車検は受かる?

では片減りしているタイヤでは車検に通るのでしょうか?

車検の保安基準では以下の解釈となっています。

タイヤの接地部分に施されている溝は1.6ミリ以上必要

タイヤの溝が1.6ミリが無い場合はもちろん車検に通りません。ちなみにタイヤにあるスリップサインはこの1.6ミリに設定されていますので目安になりますよね。

では、タイヤのショルダーの場合はどうでしょう?

タイヤのショルダーにある溝は1.6ミリない場合でも、車検には通る場合が多いのが経験です。ショルダーは接地部分に当たらないと判断されているのでしょうね。

しかしこれは「溝の深さ」の基準のことだけです。車検では当然、溝だけではなくタイヤのヒビや損傷などもチェックします。

全体的には検査員の判断によることになりますので、ショルダーの摩耗が激しい場合は車検には通らないこととなります。

なんとも曖昧ですが、検査員の判断になるというのが結論ですね。

どんな対策がある?

さてこれまでタイヤの片減りの原因やリスクについて話しましたが、みなさんができる対策について解説しますね。

危険なタイヤは即交換

まずはすでにタイヤのショルダーがかなり減っている状態であるならば、すぐにタイヤを交換しましょう。

先ほども言いましたが、タイヤのショルダーが摩耗している状態でのリスクを考えれば早めの交換がベストです。

ショルダーの強いタイヤを履く

タイヤ交換でオススメなのが、タイヤ外側が減りにくく作られているRV専用のタイヤです。

サイドウォールの材質やパターンを変えて片減りを抑えるタイヤをメーカーが開発してくれていますので、活用したいところ。

私も軽自動車用ですが使用しています。

RVタイヤは各メーカーから出ていますので、予算やお好みでお選びください。

  • ブリジストン:Plays PX-RV
  • ヨコハマ:ブルーアースRV-02
  • ダンロップ:エナセーブ RV505
  • トーヨー:トランパス(MPZ、ML、LuK、LuⅡ)

ちなみにタイヤを安く購入する方法は、以下の記事で各店舗の価格を比較しながら紹介していますので、参考にしてみてください。

タイヤ交換で安く買えるのはどこ?おすすめのお店を紹介

ネットで交換するとお得に購入できますよ。組換えも指定店に行くだけですし、配送も指定店に直接行くので便利です。

ネットでタイヤを購入する方法は以下の記事で書いていますので参考にしてください。

タイヤをネット通販で買って取り付けできるサイトの紹介【節約】

空気圧は適正値にする

空気圧も偏摩耗の原因ですので、適正値にするようにしましょう。これはこまめにチェックする方がベター。エア抜けなども早期発見できますからね。

アライメント測定、調整をする

次はいよいよ対策ですが、「アライメント測定、調整をする」これが最も重要で基本となります。

各数値が基準値になっているかを測定し、基準値から外れている場合は調整をします。事故などで歪みがある場合は、部品の交換などが必要になります。

4輪アライメント測定やトー調整にのみなど車の構造によって調整できる範囲が限られますので、この辺は車屋さんと相談するのが良いと思います。

適正なアライメントで偏摩耗を防ぎましょう。

優しい運転

運転もスピードを控えめにして、急発進、急ブレーキが無いようにして優しい運転を心がけましょう。

定期的な点検でプロにみてもらう

まずは片減りなどの異常摩耗を発見するために、定期的な点検を受けるようにしましょう。

特に車高が低い車などは、タイヤを実際に外してみないとタイヤの摩耗状態がわかりません。異常摩耗を見逃さないように小まめな点検が必須となります。

まとめ

最後にまとめますが、片減りはそのまま放置しますとバーストなどの原因となり危険です。早めのタイヤ交換をしましょう。

そして極端な偏摩耗は車に原因がある場合がありますので、アライメントを測定して適正値に調整しましょう。

そしてユーザーが日頃から出来ることは、スピードを出しすぎないやさしい運転と定期点検です。

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