車のタイヤって高額ですよね。ミニバンクラスだと10万円をこえることも普通。
なので「出来れば安くタイヤ交換を済ませたい!」って思っている方も多いハズ。
タイヤの値段や組み換えの工賃はお店によって違いますし、タイヤ交換の総額が数万円違うなんてことはよくありますから、安くタイヤ交換をしたいならタイヤ交換をするお店選びはかなり重要。
と言うことでこの記事では現役整備士の筆者510が、安くタイヤ交換ができるお店をご紹介しますので、タイヤ交換で節約したい方は参考にしてください。
結論を先に言いますと、安くタイヤを購入できる可能性が最も高いのが、ネット通販専門のタイヤフッドです。
まずは自分のタイヤサイズの価格をチェックしてみてください。
タイヤ交換にかかる費用

お店選びの前にまず、タイヤ交換にかかる費用はどんなものがあるのかを理解しておきましょう。
タイヤ交換にかかる費用を理解することで、タイヤ自体の値段は安いが工賃が高かったので「結局高い買い物をした」なんて失敗を防ぐことができます。
詳しく解説しますね。
タイヤの値段
まず当然ですがタイヤ自体の購入が必要になります。
タイヤの値段は主にこの2つで決まります。
- タイヤサイズ
- タイヤのグレード
タイヤのサイズは当然価格に影響される。
軽自動車のホイール径が小さい場合は、3000円/1本程度の安いサイズもありますし、RVの大きなタイヤであれば、30000円/1本を超えるものもあります。
またタイヤはグレードによっても大幅に値段が違ってきます。
例えばN-BOXのタイヤサイズ「155/65-14」でブリジストンの場合、タイヤグレードが違うだけで価格は3倍も違ってくる。
レグノ | 7500円/1本 |
ネクストリー | 2500円/1本 |
※価格はインターネットでの参考値
タイヤのグレードはあなた自身が選択できますので、予算と用途にあったグレードを選びましょう。
タイヤのグレードには主に以下の違いがあります。
- 乗り心地
- 低燃費
- ウエット性能(雨の日に強い)
- スポーツ性能(グリップ力)
- 静かさ
- 耐久性
- 値段
なんだか難しい話になりますが、ここではグレードによってタイヤの価格は大きく違ってくると覚えておけばOKです。
まずは以下のサイトでタイヤサイズを入力してみてください。グレードによる値段にの違いが一目でわかりますよ。
タイヤ交換工賃の内訳

さてタイヤ交換をする際にかかる費用は、タイヤ代とは別に、組み換え工賃などがあります。
内訳は細かくなっていますがどんな物があるのか見てみよう。
- タイヤ組み換え
- バランス調整
- タイヤ処分
- タイヤエアバルブ
- 窒素ガス充填
タイヤの組み換え
タイヤ組換え自体の費用。
タイヤの組み換えは、古いタイヤをホイールから取り外し、新しいタイヤを付けることです。この工賃は主にタイヤのサイズで決まります。
バランス調整
タイヤ組換え後のバランス調整の費用。
タイヤ組み換え工賃に含まれている場合もあります。
タイヤ処分
古いタイヤを処分するのにかかる費用。
タイヤエアバルブ
エアバルブの交換費用。
タイヤ交換時にはこのエアバルブも必ず交換しましょう。古くなるとここからエア漏れを起こします。
窒素ガス充填
窒素ガスを充てんする場合の費用。
窒素ガスはタイヤの寿命を延ばしたり、エアーが抜けにくいなどのメリットがりますが、個人的には入れるほどのものではないと思っています。
工賃の相場
具体的に工賃はいくらくらいなのかが気になりますよね?
タイヤ組み換えなどの工賃の相場だが、すべて合わせると1本あたり2000円前後のところが多いです。
※横にスクロールします
イエローハット | タイヤフッド | |
組み換え工賃 | 1100円〜/1本 | 2200円~/1本 |
バランス調整 | 組み換え工賃に含む | 組み換え工賃に含む |
エアバルブ交換 | 275円〜/1本 | 組み換え工賃に含む |
窒素ガス充填 | 550円〜/1本 | ー |
廃タイヤ処分 | 275円/1本 | 組み換え工賃に含む |
合計 | 2200円/1本 | 2200円/1本 |
- タイヤフッドは1インチサイズが上がるごとに300円アップ
- イエローハットは店舗によって値段が違うので参考価格です
- ランフラットタイヤなど特殊なものは別料金
ただ18インチを超える大きなタイヤサイズの場合、工賃は1本あたり3000円近くなる。
タイヤの組み換え工賃はお店によって多少のバラつきはありますが、17インチ以下であればタイヤ交換工賃として1万円前後が相場となります。
ちなみに持ち込みの場合は1.5倍くらいの工賃を目安にしておきたい。
タイヤ交換はどこが安く購入できる?

独自調査ですが、各店舗で同じタイヤ銘柄、サイズで見積もりを取り価格を比較してみました。
タイヤ交換の総額 ネクストリー(155/65-14) | |
カー用品店 | 28000円 |
カーディーラー・整備工場 | 35000円 |
ガソリンスタンド | 23000円 |
コストコ | 32000円 |
ネット通販 | 20000円 |
※タイヤはブリヂストンのネクストリー(155/65-14)を比較
※カー用品店などは無作為にお店を選び、見積もりを取った結果
カーディーラー・整備工場は高い傾向にあり、ネット通販は比較的安いですね。
タイヤのサイズやメーカーグレードによっては、価格が違ってきますし、キャンペーンなどお得な期間もあるので、必ずしもネット通販が安いとは限りません
それぞれにメリットやデメリットがあるので見てみよう。
カー用品店
オートバックス、イエローハット、ジェームスなど、タイヤだけではなくカーナビや小物まで揃うカー用品店。皆さん1度は行かれたことがあるのではないでしょうか?
カー用品店でタイヤを買うメリットは、店員に直接相談できるのでタイヤに詳しくなくてもオススメのタイヤグレードやお得なタイヤを選んでくれる。
また、タイヤの種類と在庫量も豊富なので、その日のうちにすぐ交換ができるところがメリット。
しかし店舗によっては休日に混んでいる場合があり、すぐにタイヤ交換ができない可能性もある。利用をするなら予め予約をするなどしたほうが無難です。
また肝心のタイヤの価格ですが、ネット通販と比べると若干高めな設定となっています。
カーディーラー・整備工場

各カーディーラー、整備工場によってタイヤや工賃の値段は違ってきますが、タイヤの価格は高めのところが多いです。
また基本的にディーラーでの作業は予約制なので、すぐにタイヤ交換はできない。
整備工場などはタイヤの在庫量も少ないので、タイヤを注文してからの作業となりその日に出来ない可能性もある。
しかし、車検や点検と同時にタイヤ交換ができるので、タイミングが合えば二度手間になら無いのがメリット。
ガソリンスタンド

タイヤ取付工賃やタイヤの価格自体も比較的安いのがガソリンスタンド。
もちろん各店舗によって経営する会社が違うので値段は違ってきますが、見積もりを取る価値はありです。
狙い目はキャンペーンなどで安くなっている時ですね。
ただ、まだ交換が必要ではないタイヤでも、ノルマがあるのかタイヤ交換を勧めてくるガソリンスタンドもあるので注意が必要。
タイヤの交換時期は自分でも判断できるようになっておこう
コストコ
コストコは大型スーパーですが、タイヤも販売しているのでここで紹介。
タイヤキャンペーン期間であれば数千円分のプリペードカードが貰え、お得にタイヤ交換が出来ます。
タイヤの種類が少なく通常時はタイヤ価格は高めなのがデメリット。またコストコ会員でなければ購入はできません。
すでにコストコ会員でヘビーユーザーであればオススメかもしれません。
参考記事
ネット通販

タイヤをネット通販で購入するデメリットは、時間がかかることと送料がかかることです。
しかし送料はかかりますが、タイヤ価格自体が店舗型と比べ格段に断トツに安いので、タイヤ交換に価格費用のトータルではネット通販がお得になることが多い。
「ネット通販」と聞くと配送方法や組換えに不安を抱く人も多いかもしれないが、その辺は大丈夫です。
配送はタイヤ取付店に直送してくれるので、大きなタイヤを持ち込む必要も無い。予約した日時にタイヤ取付店へ出向くだけだ。
1日でも早くタイヤ交換をしなくてはならない人にはオススメは出来ないが、時間に余裕があり少しでも安くタイヤ交換をしたい方であればオススメしたい。
タイヤをネットで購入できるところはたくさんあるが、私も活用しているタイヤフッドが使いやすくてオススメ。
利用方法など詳しく解説した記事がありますんので、タイヤフッドについて詳しく知りたい方は関連記事へどうぞ。
また、タイヤをネット通販で購入できるサイトの紹介を以下の記事でしています。
【結論】どこでタイヤ交換をするのが安い?

どこでタイヤを購入するのが安いのか表にまとめ、それぞれのメリットやデメリットなど特徴をご紹介してきました。
結論としては「ネット通販の利用が安い傾向にある」ので、タイヤ交換を検討しているのであれば、まずネット通販で見積りを取ってみよう。
タイヤのサイズやグレードによっては数万円違う!なんてことがあるかもしれません。
総額で1万円違うだけでも1日の労働に匹敵しますので、タイヤ交換をするお店は慎重に選んでくださいね。
ネット通販のオススメは使いやすさと値段と種類の豊富さで断然「タイヤフッド」です。
あなたの欲しいタイヤサイズ、タイヤ銘柄を選択し、ポチポチっと進んでいけば価格表示されます。まずは価格チェックしてみてください。
通販専門店で価格をチェック!
中古タイヤを購入は安くてお得?

最後に注意喚起として中古タイヤについてお話しておきます。
ネットでタイヤを物色していると、「中古タイヤを購入すれば費用を安くできるんじゃ?」
って思う方もいるかもしれませんね。
しかし、タイヤ交換で中古タイヤを使用するのはオススメしません。
オススメしない理由は
- 年数による劣化がある
- タイヤの運搬が必要
- 持ち込みのタイヤ組み換え工賃が割高
年数による劣化がある
中古タイヤは仮にタイヤの溝があっても、製造から年数が経っているためタイヤの寿命が極端に短い場合があります。
タイヤの製造から4年前後でひび割れや亀裂が出てきますので、ネットで中古品を購入してもすぐに交換時期になるような粗悪品を掴まされることが考えられます。
ネットでは画像のみの判断になるのでひび割れなど見えにくいですし、当然ノークレームノーリターンが当たり前なのでリスクが高いです。
タイヤの運搬が必要
そして中古タイヤを仕入れた場合、自宅の玄関にタイヤが運ばれてきます。17インチくらいのサイズになるとかなり大きいので、アパートやマンションなどではかなり不便。
またそのタイヤを自分の車などに乗せて、組み換えをしてくれる工場などに運搬する必要があるのでかなりの手間がかかります。
持ち込みのタイヤ組み換え工賃が割高
そして持ち込みによるタイヤの組み換え工賃は割高になるのが一般的です。
通常価格の1.5倍くらいが相場です。
中古タイヤの購入はリスクが高く面倒
- 年数による劣化がある
- タイヤの運搬が必要
- 持ち込みのタイヤ組み換え工賃が割高
この3つを見てもらえばわかると思いますが、中古タイヤの使用はオススメしません。
まとめ
全く同じタイヤなのに、お店選びだけで数千円や数万円違います。あなたが損をしないためにもタイヤ交換はお店選びがかなり重要です。
そこでタイヤ購入で後悔しないように、いろいろなお店で見積もりを取りやすいところでタイヤ交換をするのが良いでしょうね。