バモスが車検で入庫。
ブレーキが固着していたのでオーバーホールを実施。
車種情報
- ABA-HM1
- ホンダ バモス
- H18年式 4万キロ
この記事では
- ブレーキのオーバーホールの必要性
- ブレーキのオーバーホールの整備内容の紹介
- ブレーキオーバーホールにかかる費用
オーバーホールするに関することを書いていきます。
ブレーキオーバーホールの必要性
現車のブレーキキャリパーは固着していてスムーズにピストンが全く戻りません。
このようなブレーキの固着は、「ブレーキの引きずり」となり車検自体通りませんし何よりも危ないです。
ブレーキが引きずりは常にブレーキがかっかった状態で車のスピードは出ませんし、パッドがどんどん減っていきます。
ブレーキローターは摩擦により熱を持ちさわれなくなるほど熱くなります。ロータは歪み使用できなくなり、ジャダーの原因にもなります。
また4輪のうちの1輪のみの引きずりにより、走行も安定せずハンドルが取られることもある。
- ブレーキパッドが減る
- スピードが出ない
- ローターの偏摩耗、歪み
- 走行が不安定になる
- 車検が通らない
このようにブレーキの引き摺りは危険ですので、車検や定期点検によりしっかりとチェックが必要です。
ブレーキキャリパーのオーバーホール
それでは車検時に作業したブレーキのオーバーホールの様子を紹介します。
バラしていくとキャリパー内部は案の定サビています。
ピストンもご覧のとおり。
一応ピストンを磨いてみましたがサビが進行していますので、再使用は不可能と判断。
このまま使うとブレーキオイル漏れの原因になるからです。
今回ピストンは左右両方とも新品に交換します。
キャリパー内部は徹底的に磨き上げます。
丁寧に組み上げます。
ピストンを何度か出し入れをしてシール(黒いゴム)がキチントキャリパーに収まっているか確認します。
ブレーキキャリパーのオーバーホールは完成です。
キャリパーのオーバーホールでは、ピストンの摺動部にはシリコーングリスを使います。
ブレーキの引きずりはローターとパッドの交換は同時交換
ブレーキディスクローターもご覧のように荒れていますし、熱による偏摩耗の疑いもあるので交換です。
軽自動車クラスでは、パッドとローターのセットが格安で売られていますので、そちらを活用するといいでしょう。
新品は気持ちがいい。
パットの面も荒れています。こちらは固着により残量も少なかったので交換。
以上でブレーキ廻りの整備は終わりです。
ブレーキキャリパーのオーバーホール費用
今回整備した修理費用を見てみよう。
レバーレートは¥8500で計算します。
部品代
- フロンキトキャリパーシールキット:1×¥3210
- キャリパーピストン:2×¥2220
- ブレーキオイル:1×¥1800
- ブレーキローター・パッドセット1×¥9500
部品代 | ¥18950 |
工賃 | ¥15300 |
合計金額 | ¥34250 |
ブレーキキャリパーのオーバーホールは、パッドローターセットも含めて約¥35000になりました。
安全に乗るための必要経費ですので、比較的安いのではないでしょうか?
関連記事として以下のものがありますのでご覧ください。
修理をせずに車を買い替えるという選択
今回も距離数は4万キロ代と年式の割には走っていない車でした。
サビによる固着が原因でブレーキの修理が必要になりましたね。
ブレーキの修理なので妥協した整備はしないようにしたいところです。
しかし年数的には修理をせずに「車の買い替えをする」って言うのも選択の1つです。
車にガタがきているタイミングですから今後修理にお金がかかる可能性が高いです。
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