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修理か買い替えに悩んだ時のチェックポイント

車が故障したり事故をしたりして、修理金額が高額になった時など、修理するか買い替えをするか悩む場面ってあると思います。

車はノーメンテナンスで永遠に乗り続けれるものではないので、消耗品の交換や故障した箇所の修理にお金が必要になってきます。

しかしその修理にかかる金額が高額であった場合、買い替えをした方がいいのでは?と悩みますよね。

  • 修理金額のボーダーラインってどこなんだろう?
  • 30万円もの修理代考えたら乗り換えがおトク?

などと疑問も出てきます。

そこでこの記事では、車屋の立場である私の見解をお伝えしますね。

車屋目線で

「修理したほうが得だな」ってことや

「これは買い替えをしたほうがイイでしょ!」ってケースもありますのでお話していきます。

目次

修理したほうがいいケース


修理した方がいいのか、買い替えをした方が良いのかは、総合的な判断が必要になります。

しかし、金銭的にいうと修理した方が圧倒的にコスパいいです。

色々なケースがありますので、まず修理した方が良いと思う例を5つ挙げてみました。

修理した方がいいケース
  1. 年式が新しい場合
  2. 消耗品の出費の場合
  3. 車検残存がある場合
  4. カーローンが残っている場合
  5. 買い替えをする金銭的余裕がない場合

それぞれ解説していきますね。

年式が新しい場合

年式が新しい場合は修理する方向で考えた方がいいです。

特に新車から5年以内であれば、メーカー保証(特別保証)が残っている場合がほとんどなので、致命的な車の故障でも安心できるところです。

さらに新車から10年未満の場合は、大きな故障リスクも少ないと思われるので、多少の金額であれば修理した方がいいと思います。

消耗品の出費の場合

修理ではなく「消耗品の出費が高額」という理由の場合は、基本的には乗り換えを決断するべきではないと思います。

車が大型の場合、タイヤ4本交換で10万円を超えるなど高額な出費となることはよくあります。

タイヤは車を維持する上で必要な経費です。ランニングコストと考え消耗品は交換しましょう。

しかし車検とタイヤ交換やその他修理と重なった場合や、このランニングコストが高いと感じる場合は、買い替えの決断でもいいかもしれません。

ランニングコストが高いと感じる方は、ランニングコストの安い車に乗り換えることをオススメいたします。

車検残存期間が長い場合

車検の残存期間も考慮しましょう。

車検を取ったばかりで2年近く残存がある場合は、乗り換えをせず修理する選択もありだと思います

車検時に支払った重量税や24か月点検料などは返還できませんので、車検を取ったばかりであれば修理を選択する方がいいでしょう。

しかし修理金額があまりにも高い場合は、乗り換えの検討もするべきでしょうね。総合的に判断しましょう。

カーローンが残っている場合

カーローンがたくさん残っている場合は買い替えではなく修理をしましょう。

基本的にはカーローンが残っている場合、車の売却ができず買い替えができません。ローン残債を現金で支払うか、車売却費用でローン返済するするようになります。

車の売却費用でローンを完済できないようであれば、残債を追加で支払うようになりますし買い替える車の費用が必要になるので、多くの出費となります。

カーローンが多く残っている場合は、ローン返済をベースに検討しましょう。

買い替えをする金銭的余裕がない場合

車にはなるべくお金をかけたくない!って方は修理する方向をメインに検討しましょう

短期的視点で見れば、車を買い替えるよりも修理する方がお金はかかりません

「今車購入資金を準備する余裕が全くない!」って方は修理する方がいいでしょう。

車を買い替えるとなると、修理する金額と同等額でなかなか車は購入できないですから、実質的にお金を支払う額は修理する方が圧倒的に少なくて済みます。

買い替え換えを検討したほうがいいケース

車の買い替えをするより、修理する方が安上がり!と言いましたが、「それなら修理する方がいいでしょ!」と思われるかもしれませんね。

とはいえ当然車の買い替えを検討したほうがいいケースはあります。

低年式と過走行の場合

低年式もしくは過走行の車の場合は買い替えを前提に検討したほうがいいです。

その理由の1つとして大きいのが、故障連鎖のリスクが大きいからです。

車は走れば走るほど消耗しますし、古ければ古いほど劣化します。

具体的には

  • ベアリングの摩耗による異音
  • エンジン部品の消耗によるオイル消費
  • シール劣化によるオイル漏れ・水漏れ

などの故障リスクが高まるってことですね。

すでに高額の故障をしている車の場合は、車自体に消耗や劣化がきているケースが多い。

「いつ別の故障をしてもおかしくない状態」と言っても過言ではありません。

  • オイル漏れの修理をしたのにまた別のところから漏れ出した
  • オイル漏れの修理後に水漏れになった
  • 水漏れ修理後にベアリングの異音がし出した!

何度も修理費を払うような事になるよりも、サクッと新しい車に乗り換えたほうが経済的だったりするかもしれません。

大きな事故や水没をした場合

また大きな事故をした場合は、修理をするより乗り換えを検討しましょう。

市場価格50万円の車に100万円の修理費用が掛かる場合などは、素直に買い替えを検討しましょう。板金屋さんから廃車ですね。。。と言われた場合などですね。

また事故によるボディの歪みが出たりして乗り心地が悪くなったり、数カ月後に事故の影響による故障も出てくる可能性もあります。

事故ではなく水没車だった場合、修理費が高額になったり水没の後遺症による故障のリスクも高いです。

車検時の見積もり額が高いとき

車検時の見積もりが高いときも買い替えの検討をしてもいいでしょう。

タイヤ交換時期、オイル漏れの修理費、などなど車は消耗品の塊ですから、タイミングが重なると車検時の出費が30万円以上なんてこともあります。

大金を出して整備するより、車検を取らずにそのお金を次の車の資金にするのが、タイミング的にはベストかもしれません。

売却額が高いとき

車を査定に出して高く買い取ってもらえる状況であれば、車の買い替えを検討してもいいでしょう。

修理か買い替えかを迷っている状況であれば、まずは自分の車がいくらで売れるのかを把握しましょう。

車屋には「廃車するのにはお金が掛かるけど無料でいいよ」などと言われるかもしれませんが、今は事故で大破した車でさえ買い取ってもらえる時代です。

修理が必要な状況であっても下取り価格が0円なんて事はありえません。

まずは以下の無料査定サイトを利用しましょう。

無料査定サイトでは、基本的には査定員による査定をしてもらい評価額を出してもらうことになります。正確な査定額を出すためですね。

査定には多少の時間を要しますが、ここのコストをかけることで場合によっては数万円からときには数十万円も得するなんてこともありえますので、しっかり査定してもらいましょう。

この査定額を把握することで、修理するか買い替えをするかの判断ができるようになります。

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修理か買い替えかは総合的な判断

さてこれまで様々なケースを紹介しましたが、結局なところ買い替えたほうが100%お得などといった修理金額のボダーラインなどは存在しません。

それは年式や走行距離、修理金額、車検残存、ローン残高といった複合的な要素が絡んでくるためなので、修理か買い替えの決断には総合的な判断が必要です。

  1. ローンの残債がいくらか
  2. 車検の残存期間
  3. 修理費用はいくらか
  4. 年式・走行距離
  5. いくらで売却できるのか
  6. 将来的に掛かるランニングコスト

上記をを参考にしてさらに、あと何年くらいこの車に乗るのかなど計画を建て判断しましょう。

また関連した記事で以下の記事もありますので参考にしてみてください。

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