アルファードのエンジンチェックランプ点灯でO2センサーの交換をします。
症状はエンジンチェックランプ点灯で、エンジンは好調でその他の不具合なし
車両情報
- UA-ANH10W
- H15年式 アルファード
- 93000キロ
エンジンチェックランプ点灯の診断
エンジンチェックランプが点灯しているのでまずはスキャンツールで診てみます。
「P0135 O2センサーヒーター系統B1S1」
定番中の定番の故障ですね。
しっかりとセンサーの良否判定をしてから部品交換します。
ヒーター回路をチェックします。
国産の場合は同じ色の線(この車両は黒色)同士がヒーター回路の線なので抵抗を測ります。
O2センサーのヒーター回路断線を確認しましたので部品不良確定です。
部品は社外品を使用。
交換は10分くらいで交換できる位置にありました。
O2センサーとは何か?
O2センサーとは排ガス中の酸素の濃度を測るセンサーです。
このO2センサーが計測した酸素濃度をもとに、車のコンピュータは燃料の噴射を多くしたり少なくしたりして理想の空燃比になるように調節しています。
このO2センサーはエンジンが冷えているときには活性化されません。
よってエンジンをかけてすぐにO2センサーが正常に働けるようにO2センサーにはヒーターを備えています。
センサーを温めて活性を促進させる事が狙いなのですがこのヒーターがよく壊れます。
今回もこのヒーター回路の断線によりエンジンチェックランプの点灯でしたからね。
O2センサー交換費用
今回の修理にかかった費用です。
部品代 | ¥8600 |
工賃 | ¥5100 |
合計 | \13700 |
純正品の見積もりを取ってないので比較できませんが、今回は部品代が安かったなと。
車種(国産)によっては部品代で2万円弱する場合もあるし、外車の場合だと4万円前後するセンサーが2つ付いていたりと高額修理になるケースもあります。
今回は安く済んでよかったです。
センサーは社外品を使うと経済的ですよ
エンジンチェックランプが付いたままだとダメなのか?
よくチェックランプが点灯しても、エンジンは調子がいいからそのまま乗ってもいいですか?と問い合わせをいただくのですが、結論を言うとダメです。
エンジンチェックランプ点灯の故障は、スキャンツールを使用しないと故障の内容がわからないものがほとんどです。
故障の内容によっては、エンジンが停止する恐れや出力ダウンするもの、最悪には車両火災の可能性がある場合もあります。
今回のようにエンジン不調が出ていない時は「まだ修理しなくても大丈夫かな?」と思われがちですが、危険な状態にならないとは言い切れません。
早急に整備工場へ車を入庫させて修理をするようにしてください。
また現在はエンジンチェックランプやその他の警告灯等が、点灯または点滅していると車検には通りませんので注意が必要です。
自動車技術総合機構より