グローランプ点滅でお客様から連絡がありました。
グローランプの点滅はシステムの異常を示しています。
この手の不具合はマツダからリコールが出ていますので、マツダディーラーへそのまま持ち込んで対処してもらいました。
- マツダ:CX-3
- 年式:29年
- 距離:1万キロ
- 症状:グローランプ点滅
CX-3のリコール
マツダから出ているリコールは2つが該当していました。
基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
ディーゼルエンジンにおいて、エンジンの保護制御が不適切なため、無負荷状態でアクセルを全開した際に燃焼異常が発生しても、エンジン保護機能が作動しません。そのため、燃焼異常により燃焼圧力が上昇し、最悪の場合、エンジンが破損するおそれがあります。改善措置の内容全車両、エンジン制御プログラムを対策プログラムに修正するとともに、エンジンおよびDPF(黒煙除去フィルタ)に堆積した煤を清掃します。
引用:マツダリコール
基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
ディーゼルエンジンにおいて、低車速で加減速する走行を繰り返すと、燃焼時に発生する煤の量が増え、インジェクタ噴孔部に堆積し、燃料の噴霧状態が悪化することで、さらに煤の量が増え、排気側バルブガイド周辺に堆積することがあります。そのため、排気バルブが動きにくくなり、圧縮低下による加速不良や車体振動が発生するとともに、エンジン警告灯が点灯あるいはグローランプが点滅し、最悪の場合、エンジンが停止するおそれがあります。
改善措置の内容
使用者に当該不具合を周知し、エンジン警告灯が点灯あるいはグローランプが点滅した場合は、速やかに点検入庫するよう促します。また、点検入庫した場合には、エンジン制御コンピュータ等を点検し、排気バルブのバルブスプリング、インジェクタを無償で交換するとともに、エンジンおよびDPF(黒煙除去フィルタ)に堆積した煤を清掃します。
簡単にまとめますと
■燃焼異常の可能性がありエンジンが壊れます→エンジン制御コンピュータプログラム変更とDPF(黒煙除去フィルタ)を掃除しますね。
■エンジン内部に煤が溜まるとグローランプが付いちゃいます。最悪エンジン停止ね。→バルブスプリング、インジェクタを交換してエンジン制御コンピュータプログラム変更とDPF(黒煙除去フィルタ)を掃除しますね。
こんな感じでしょうか。
作業はヘッドを脱着するので1週間ほど時間を見てくれとのことでした。
作業終了して出来上がった明細表
エンジンオイルも交換してくれています。もちろんリコールなのですべての作業が無料です。
スカイアクディブの煤
それにしても1年1万キロくらいの走行でエンジン内部に煤が付いて警告ランプが点滅するって。。。
ディーゼルエンジンンの宿命でしょうかね。
マツダのディーゼルエンジン、スカイアクティブのエンジン内部ってどのくらいの煤が付くのかご存知ですか?
吸気シャッターバルブ
画像出典:ミナト自動車
インテークマニホールド
画像出典:ミナト自動車
これはアクセラで35000キロ走行とのことですが、ご覧のようにすごい煤。
「そりゃ警告灯も点灯しますよね」というレベルです。
この車両は「ドライアイス洗浄」と言う作業でインマニやその他の補機類の煤を綺麗に洗浄しています。恐ろしくきれいにしているので、マツダのディーゼル乗りの皆さんは1度見ておいた方がいいかと思います。
どのくらい煤が溜まるのか
どんな作業できれいにするのか
参考になると思いますよ
煤を出来るだけ付けないようにしたいところですが、マメにオイル交換をする、ディーゼル用の添加剤を入れることくらいしか思いつきません。
今回のエンジン制御プログラムで完全に解決できるとは思いませんが、早めにリコール作業をやっておくに越したことはありませんよね。今よりも煤が付きにくくなることに期待です。
私もDPFのついたデリカD5を乗っていますので、オイル交換や添加剤には気を使っています。自分でDPF清掃とかしたく無いですもん。。。
オススメオイルはこれ
おすすめの添加剤はこれ
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