「チャージランプが点灯して消えない」という症状の車が入庫してきました。
原因はオルタネータの発電不良で、修理費用は6万円ほどかかりました。
この記事では、チャージランプ点灯の車の修理と修理費用、オルタネーターについての解説などをしています。
- DBA-RG1
- ホンダ ステップワゴン
- H19年式 15万キロ
チャージランプとは
メーター内の警告灯の赤いバッテリーのマークをしたものがチャージランプと言われるもので、充電系統に異常がある場合に点灯します。
車はバッテリーに対して充電するのが正常ですが、充電系統に異常があるとバッテリーに充電されません。
この警告灯はバッテリーのマークをしているので、バッテリーがダメになったと勘違いをする人がいますが、それは違います。
バッテリーがダメなこともありますが、基本的には充電系統の不具合で、ベルト切れやオルタネーターによる充電不良が考えられます。
チャージランプが点灯したまま走行すると最終的にバッテリー上がりになり、走行不能となります。
チャージランプが点灯した場合は、すぐに修理工場へ運び点検を受けてくださいね。
今回入庫の車はチャージランプの点灯ですが、チャージランプが不灯だったり、ついたり消えたりとか、うっすらついたりなどと言った症状も出ることがあります。
いずれもすぐに修理をしてくださいね。
チャージランプが消えない原因
各部をチェックしてチャージランプが点灯している原因を調べます。
エンジンを始動してバッテリー端子の電圧を測定すると12Vしかありません。充電していませんね。(正常であれば14V前後になります)
充電していないのでチャージランプが点灯しているで間違いないですね。各部フューズ、リレー、バッテリー端子などをチェックし正常を確認。
オルタネーターのベルトをチェックしOK、最後にオルタネーターの電流値を確認して発電を確認できませんでしたのでオルタネーターの発電不良と断定します。
オルタネーターの交換
オルタネーターの不良が確認できましたので部品交換しますが、今回は比較的値段の安いリビルト品を使用します。
リビルト品とは再生部品のことで、古いオルタネーターを分解し、摩耗したり劣化したりしている消耗品を交換して組み上げた部品のことです。
RG1ステップワゴンのオルタネーターの交換は比較的簡単にできます。
- バッテリー端子を外す
- ファンベルトを外す
- ラジエターの電動ファンを取り外す
- オルタネーター固定ボルトを外す
こんな感じで作業時間は30分くらいで交換できます。
オルタネーターの交換費用
今回は値段が安いリビルト品を使用しています。それでも5万円オーバーしていますが・・・。純正は見積もってもいませんがこれより高額なはずです。
部品代 | 工賃 | 合計 |
50800 | 6800 | ¥57600 |
今回の修理費用は¥57600となってしまいました。
突然の故障で突然の出費は痛いですよね。
まートラブルって突然なんですけどね。
少しでも安く修理したい方はネットで部品を自分で仕入れるっていうのもありですよ。
オルタネーターの寿命は?
今回の車両は15万キロ走行してのトラブルでした。
このあたりが寿命と言っていいのではないでしょうか。
ただこのオルタネーターの故障は突然やってきますので、車検や点検では寿命を見抜けないのが現状です。
そしてトラブルを未然に防ぐために予防整備としてオルタネーターを交換することはほとんどなく、壊れてから修理するという場合がほとんどです。
ではチャージランプが走行中に点灯した場合はどうすればいいのだろう?
チャージランプが点灯したら
チェージランプが点灯してもなお走行し続けた場合、突然車が停止してブレーキも効かない、ハンドルも効かないなどの症状となり大変危険です。
チャージランプが点灯してオルタネーターが故障となると通常通り走行はできますが、走行に使われる電気は車に搭載されているバッテリーから電気をもらっています。
このバッテリーはオルタネータ-故障により充電はされていませんから、バッテリーの中の電気が全て使われてしまい車のコンピューターもインジェクター(燃料噴射装置)、パワーステアリングも、ブレーキアシストもも停止します。
当然車は動かなくなると言う事です。
そうなる前に修理工場へ運びたいとこですよね。
整備工場が近くの場合はそのまま走行していくこともアリですが、やはりレッカーなどで修理工場へ運んでもらうのがベストですね。
最近では車に入っている任意保険で無料で頼めるロードサービスが付いているケースが多いですから、それを使うのがいいと思います。
保険によってはロードサービスが付いていませんので、1度確認してみてはどうですか?
万が一車のトラブルで立ち往生したら困る上にレッカー代など痛い出費になりますからね。
もし保険にロードサービスが付いていなかったらJAFに入るっていうのもありですね。
タイヤパンクやキーとじ込みなども対応してくれます。
JAF会員なら安心&充実のロードサービスが日本全国24時間、365日無料!
まとめ
- チェージランプの点灯は走行不能になるので早く整備工場で修理が必要!
- オルタネーターの故障だったら6万円近くの修理費用が掛かる!
- 15万キロ前後ではいつオルタネーターが壊れてもおかしくない!
- チャージランプ点灯などのトラブルのためにロードサービスが使えるか見直すべし!
こんな感じですかね。
今回の車両は15万キロ走行したRG1のステップワゴンですが実はこの車両って結構人気があるのか業者オークションでもいい値段が付くんですよ。いい値段が付くてことは高く売れるってことです。
今回のように走行距離がいっていると思わぬトラブルが今後出てくる可能性がアリなんです。
エアコンのコンプレッサー、ラジエターなどの水廻り、メーターが突然動かなくなるなんてこともこの車両の持病だったり笑
高い修理代を払う前に1度無料査定をしてみてはどうだろう?
今ではオークション形式の査定もありビックリするくらいの買取価格を提示されることもありますよ。
車屋の私が体験してびっくりするくらいの金額提示でした。
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