症状:エンジンストール(止まる)。再始動ができない。
- LA-RF3
- ホンダ ステップワゴン
- H15年式 14万キロ
症状の確認と不具合ヶ所の見極め
ダイアグコードはありません。
さっそく現車を確認して症状確認しました。
チェックしたこと
- 普通にセルを回すだけではエンジンはかかりません。
- アクセルを軽く踏むとエンジンはかかります。
- エンジン始動後アクセルを放すとすぐにエンジンは止まります。
- 再度アクセルを踏みエンジンを始動しエンジンの調子を見ますが、アクセル一定でエンジンは調子よくかかっています。
以上のことをチェックしましたがエンジン本体は調子が良さそうで、ファーストアイドルに問題があるように思います。
整備士が見るとこの症状では定番の場所が思い当ります。
ホンダではスロットルボディにRACV(ロータリーエアーコントロールバルブ)という部品があり、アイドリング用のエアーの通路を設けてあります。
そRACVはの通路を狭くしたり広くしたりして、エアーの量を調整し回転数を任意の数値になるようにコントロールしています。
この辺にエンストの原因がありそうですね。
RACVの清掃
まずスロットルボディを切り離します。
スロットルボディの切り離しにはラジエターホースを抜きますのでLLCが出てきます。
はずれました。
スロットルボディ事態も結構汚れています。
RACVを切り離し汚れのチェック!
ご覧のようなひどいスラッジです。
RACVが付いていたところです。こちもスラッジがひどい。
こちらはRACVの内部のロータリーですがスラッジがひどく固着していました。
手で回してもロータリーバルブは動きません。
ロータリーバルブが動かないと始動時に必要な空気がエンジンへ行かず、エンジンがかからないっていう事になったんだと推測できます。
こちらも専用の洗浄液できれいにします。
スラッジを丁寧に落としたらロータリーバルブは手で回しても簡単に動くようになりました。
スロットルボディも綺麗にします。
洗浄終了。
清掃後の確認
この後外した部品を組み付けエンジンを始動しましたらすぐにエンジンはかかり、アイドリングも正常にするようになりました。
アイドリングの学習はエンジン始動してアイドリング状態を保っていれば徐々に基準値になります。
この車は診断機が必要はありません。
本来なら対応した診断機でデータモニタをチェックしてファーストアイドル系の作動状態を見るべきなんですが、残念ながら弊社の持っているものでは対応できないためその作業はしていません。
RCAVの清掃の費用
さて今回かかった修理費用を見てみよう。
LLC:0.5×1400
スロットルボディ脱着、RCAV清掃:¥11900
部品代 | 工賃 | 合計 |
¥700 | ¥11900 | ¥12600 |
まとめ
スロットルボディの清掃では¥12600と比較的安くできました。
しかし実際には走行中にエンストしてしたり、再始動はアクセルを踏んでのみ可能と、とても走行できる状態ではなかったためレッカー代などもかかっています。
14年落ち、14万キロではやはりエンジンが止まるなどの故障が普通に起こる年式と距離数になっています。
いつ止まるかわらない車って不安ですよね?
今回はとりあえず修理しましたが他の不具合で故障が続くかもしれないと車の買い替えを検討するとのことでした。
賢明なご判断です。
このように低年式、過走行の車ではトラブルがつきものです。買い替えも早めの段階で考えておく必要がありますよね。
買い替えの一つの準備として今乗っている車の値段を知ることから始めるのがいいかもしれません。ステップワゴンのようなファミリーカーでしたら案外高く売れるかもしれませんからね。えっ!?こんなに高く買い取ってくれるんだったら車の乗り換え検討するか!みたいな・・・。
今の買取店は従来の一括査定とは違い、「オークション形式」の買取査定があるって知ってましたか?
ポチっと登録してオークションへ出品。中間マージンがかからないから高値で売れるんです。オークションなので業者間で入札し合いますから競りあがって高価買取になる可能性が高いんです。
もちろん売らなくてもOK、査定はもちろん無料なので1度査定してもらうのもいいかもしれませんね。事前の無料査定で自分の車の価値を知るって大切なんですよ。実際下取り価格が適正なのかを商談時に判断できますからね。
車購入時の交渉材料にもなりますから、無料査定はオススメなんです。
私が実際に無料査定して高額買い取り価格を提示してもらった話を書いた記事をご覧ください。
今すぐ無料査定を受けたい人はこちら
↓↓↓