車を安く購入する方法はこちら

フリードの走行時の加速不良!息つきの定番原因はこれ

走行時の加速がおかしいとのことで入庫です。

お客様はミッショントラブルが頭にあるようですが、私の経験上話を聞く限りでは、点火系が怪しいのでそちらからチェックすることにしました。

車種情報

  • DBA-GB3
  • ホンダ フリード
  • H21年式 12万キロ
目次

スパークプラグの交換とイグニッションコイルのチェック

走行距離が12万キロですが、スパークプラグを1度も交換した履歴が無いので交換をします。

このL15Aエンジンはプラグ交換をするのにスペースが無く、細い腕でないと手が入りません。

エンジン後方にプラグが付いていますので作業性は最悪です。

本来はカウルトップガーニッシュなどを外していく手順が正解ですが、私は面倒なのでエアクリーナーボックスを外してプラグの取り外しをします。

スパークプラグ交換と同時に今回の加速不良の件で怪しいと思ったイグニッションコイルの点検も行います。

とりあえず全てのイグニッションコイルとスパークプラグの取り外しました。

イグニッションコイルの点検はここの隙間の色を点検します。

ほらね。

悪い個所発見。

イグニッションコイルが白くなっている箇所があるのわかりますか?

これは電気がリークしている跡です。

リークとは電気が逃げていることです。

リークしているとプラグから火花が飛ばない状態になります。

リークしているイグニッションコイルは交換が必要なので見やすいように折ってみますよ。

白い跡がリークした証拠です。

このように初期型のフィットやモビリオなどにもよく見られた定番の故障ですが、このH21年式のフリードも同様にダメみたいですね。イグニッションコイルの形状に問題があるように思えますね。

イグニッションコイルとは

今回装着されているコイルはダイレクトイグニッションコイルと言われるもので、その働きを簡単に説明をいます。

スパークプラグの役目はエンジン内部で必要な火花を飛ばすことですが、イグニッションコイルの役目はそのスパークプラグが火花を飛ばせるように、高い電圧を作り出すことになります。

ダイレクトイグニッションコイルが故障して火花が全く飛ばないようになると、故障した気筒は火花が飛ばず爆発しませんので、エンジンがブルブルなったり、パワーが出ないなどの症状が出ます。

今回のリークという症状は常に火花が無ばない事もありますが、たまに飛ばないという症状です。なので一瞬飛ばなかった時だけ息つきをしたり、加速がスムーズではないようなことが起こります。

イグニッションコイルが壊れる原因は、簡単に言うと摩耗したプラグを使用し続けたことです。

プラグが摩耗するとイグニッションコイルにかかる負担が大きくなり壊れるんですね。

プラグ交換は重要ですので推奨交換時期に交換をオススメします。

ちなみにプラグの交換時期はイリジウムプラグで10万キロ、ノーマルプラグで1.5~2万キロ前後と言われています。

イグニッションコイルの交換費用

今回はスパークプラグも一緒に交換しましたのでそちらも入れてます。

スパークプラグ(IZFR6K-13):4×2000

イグニッションコイル(社外品):4×6800

工賃:0.8×8500

部品代工賃合計
 ¥35200 ¥6800 ¥42000

今回故障したイグニッションコイルは4気筒のうちの1本でした。

しかしこのような故障の場合、ほかの3本のコイルがいつ壊れてもおかしくない状態なので、再発のトラブルを防ぐために残りの3本も交換するのが鉄則です。

社外品が安くてオススメ

プラグも同時交換

まとめ

今回は12万キロの車両だったので、これを修理せずお金をかけずに車両の乗り換えの検討をするのもよかったかなと思います。

4万円オーバーの修理代を次の新しい車にかけるのも一つの考え方かなと。

買い替えか修理か悩むのはよくわかります。

乗り続けて修理続きになると嫌になっちゃいますもんね。

そんな時に参考になる記事を書いてあるんでよかったらご覧ください。

  • URLをコピーしました!
目次