ホンダのCVTで発進時などガタガタと震えることないですか?
それはCVTのジャダーと言われる症状です。
今回はこのCVTジャダーの改善方法などを解説いたします。
ホンダCVT(ミッション)ジャダーとは?
CVT(ミッション)ジャダーとは、発進時にミッション内部のスタートクラッチが滑りダダダっと不快な振動が出ることです。
これはHMMFの交換と当たりつけ作業(すり合わせ作業)を実施することで改善されます。またジャダーに添加剤を入れ、当たりつけをいない場合もあります。
HMMFとは、CVTフルードのこと
HMMFとはホンダ・マルチ・マチック・フルードの略でいわゆるCVTオイル、トランスミッションオイルのことです。こちらも定期的な交換が必要なオイルです。
HMMFの交換
アンダーカバーを取りドレンボルトを緩めます。頭は四角ですのでラチェットを使用します。
結構固く締まっているので長めのラチェットがいいです。
レベルゲージを軽く抜いておくとオイルがスムーズに出ます。
ドレンボルトにスラッジが付いていますのできれいにします。
ドレンワッシャーはもちろん新品にします。
オイルは必ずHMMFを使用してください。社外品でHMMFに対応しているものもありますが、純正を使うのが無難です。
HMMFのオイル量は3.1リットルです。
ゴミや異物が入らないようにフィルター付きのジョウゴを使用します。
オイルを入れ終えたら当たりつけ作業をします。
HMMF当たりつけ作業
HMMF交換後は当たりつけ作業を実施します。
すり合わせとも言われるものですが、これはミッション内部のスタートクラッチに新油を馴染ませる作業です。
スタートクラッチ表面にしみ込んだ古いオイルを飛ばして新油(HMMF)をしみ込ませるために実施。
Dアクセル全開などの作業があるので作業には十分に注意が必要です。
- ブレーキを強く踏みDレンジでアクセル全開3秒
- Nレンジで回転数3000rpmを約20秒
- ブレーキを強く踏みDレンジでアクセル全開3秒
- Nレンジで回転数3000rpmを約20秒
- ブレーキを強く踏みRレンジでアクセル全開3秒
- Nレンジで回転数3000rpmを約20秒
- 暖気をする
- 無負荷で60km/hからアクセルOFFで5秒以上
- 回数を重ねると精度の高い効果が得られるので2を5回は繰り返してください
- レベルゲージのロア~アッパーの間に入るようにHMMF量を調整する
ミッションジャダーの症状を確認し、改善されていない場合はHMMFをもう1度交換する。
今回はHMMFの交換をして当たりつけの作業を実施しましたが、この工程でジャダーが多少残るケースも今までありました。その場合はもう一度オイル交換と当たりつけ作業をやります。
HMMF交換費用
HMMF:3×¥1350
HMMF交換工賃:¥4250
HMMF | 交換工賃 | 合計 |
¥4050 | ¥4250 | ¥8300 |
以上となりましたがこれは1度のオイル交換の場合です。
ディーラーやその他整備工場などでは最初から2回交換を基本としているところもあるので、その場合はオイル代は2倍かかります。
工賃はお店によって違います。
添加剤SOD-1の紹介
添加剤を入れてジャダーを無くすという方法もあるので紹介します。
これは当たりつけの作業は必要ないです。
HMMFは全量交換(2回の交換を実施)指定です。
SOD-1という添加剤です。
使い方はHMMF交換後総量に対して7%の添加するだけで、あとは走行すれば効果が出るみたいです。
詳しくはこちら
ジャダーにはかなり効果的だと整備関係者からはよく聞きますし、下記の口コミでも証明されていますね。
アマゾンでの口コミ
ジャダー対策に行き詰まり、最後の望みで購入 効果はしばらくしないと分からないかなと思ったが投入直後から ジャダー出ないぞ 今までの苦労は何だったのか 最高です
引用元:Amazon
まとめ
この車種(GD1フィット、GB1モビリオ)のミッションジャダーはオイルが劣化すると症状が出てくるので4万キロごとの目安で定期的な交換をオススメします。その際にはSOD-1 Plusの添加剤を入れるのがいいかもしれません。
GP1のフィットハイブリッドのHMMFの交換記事はこちら