自分でタイヤ交換をしたら、ハブブルとを損傷してしまった!なんて経験はないでしょうか?
ハブボルトを見たらとても修正できるレベルではない。
そんな時はハブボルトの交換が必要になるわけですが、今回はハブボルトの交換方法についてご紹介します。
ハブボルトってどうやって交換するの?
って興味ある方はご覧ください。
ちなみにハブボルトを修正できるレベルであれば、修正しましょう。その方が安上がりです!
修正方法や修正工具についてはこちらの記事に書いています。
またホイールナットが外せない!って方は、ホイールナットの外し方の記事をご覧ください。
ハブボルトの交換の方法
今回はレガシーのリヤのハブボルトの交換作業しながら紹介します。
入庫時点ではホイールナットが外れないという状況でした。
何とかホイールナットは外しましたが、ハブボルトは上記の写真ような状態ですので交換が必須です。(☆かじったナットの取り外し方はこちらの記事へ)
手順
それでは早速ハブボルト交換の手順を紹介します。
ハブボルトの交換手順は簡単で
- ハブボルトを抜く
- ハブボルトを圧入する
これだけです。
ただ文字にすると簡単なのですが、当然作業は大変なので詳しくご説明しますね。
まずハブボルトを抜く、そして圧入するために必要なスペースづくりをします。
今回の車両はレガシーでリヤ側ですので、リヤブレーキ周りの部品を取り外します。
- ブレーキャリパー
- キャリパーサポート
- ブレーキローター
- ドラムブレーキASSY
このあたりの部品の取り外しが必要になります。
スペースが出来たらハブボルトを取り外します。取り外し方は簡単でハブボルトをハンマーで叩いて抜き取ります。
ご覧のようにスプライン(縦の溝)になって圧入されていますので、真っ直ぐにたたけば抜けてきます。
次は新品のハブボルトを入れる作業なのですが、スペースがないのでハンマーで叩いて入れることができませんません。
工具を使っての圧入をします。
弊社では専用の工具が無かったので、タイロッドエンドプーラーで代用しました。
プーラーで圧入するコツは、ハブボルトが真っ直ぐに圧入できるように調整することです。
そのままでは斜めになってしまうので、その辺にあるカラーや廃材などを利用して真っ直ぐにします。
プーラーを締めんでいけばハブボルトがどんどん入ってきますので、目いっぱい入ってくれば完成です。
プーラーがない場合は、適当なカラーを入れナットを締め込んでハブボルトを圧入していきます。
必要工具
最後にハブボルト交換に必要な工具類を紹介しておきますね。
「ドラムブレーキ」は専用の工具がを利用します。
ブレーキライニングを固定するスプリングを外す「シューホールドスプリングツール」や「ブレーキスプリング外し」などですね。リヤブレーキでなければ不要ですね。
今回圧入に使用したのはタイロッドエンドプーラー。専用ではなく代用です。
専用には「ハブボルトインサーター」っていうものがあります。
ハブボルト交換費用
ちなみに今回かかった費用を参考までにご紹介しておきます。
ハブボルト | ¥230 |
交換工賃(1H) | ¥8500 |
合計 | ¥8730 |
※工数は1H、レバーレートは8500円で計算
まとめ
今回はハブボルトの交換作業についてご紹介しましたが、そもそもはハブボルトを傷めないようなタイヤ交換作業が必要ですよね。