現役の車屋「510(ゴトー)」です。
タイヤの消耗品の中で最も高額なのがタイヤ。タイヤサイズが大きいと価格も比例して高くなる傾向にあります。
いざ交換となると、少しでも安く購入したいので「中古タイヤ」も選択肢の中に入れたくなりますよね。
しかし
中古タイヤは新品と比べると安く購入できるメリットがありますが、それ以上にデメリットもありますので私はオススメいたしません。
ここでは現役の車屋510が中古タイヤをお勧めしない理由をいくつかピックアップしておきます。
今から中古タイヤの購入を検討している方は是非ご覧くださいませ。
中古タイヤの購入をオススメしない理由
私は基本的には中古タイヤをオススメしていませんが、その理由は以下の2点です。
- 寿命が短い
- タイヤの状態をチェックしづらい
それぞれ解説していきますね。
寿命が短い
まずタイヤの寿命(交換時期)つにいて把握しましょう。
タイヤの寿命(交換時期)は車屋の私の肌勘ですが「走行距離3~4万キロ前後、製造年月日から4年前後」です。
中古タイヤの状態をチェックすべきポイントは以下の4つ。
- タイヤの溝
- ひび割れ
- 亀裂
- 変形
この中で特に気を付けたいのはひび割れと亀裂です。
このひび割れや亀裂は、タイヤの製造から4年を過ぎたころからが出てくるようになります。
年数の経った中古タイヤを購入するのにはこのようなリスクがあるということですね。
タイヤの製造年月日の調べ方や、交換時期(寿命)についてはこちらに詳しく書いています
タイヤの状態をチェックしずらい
次の中古タイヤをオススメしない理由はタイヤの状態をチェックしづらいことです。
中古タイヤを販売している店舗であれば、じっくりタイヤをチェックできるのでそれほど心配ではないのですが、問題は個人間のネット売買です。
現在ではヤフオクやメルカリなどの個人間での商品売買が盛んにおこなわれています。これ自体は全く問題ないのですが、中古タイヤの購入を写真だけで判断するのは少し危険かなと思うところがあるんです。
以下の2枚の写真を見て下さい。
実はこれ同じタイヤなんですね。
1枚目の方はなんとなく綺麗で一見使えそうに見えませんか?
しかし実際のタイヤの状態はこのようにとても使い物にならないものなんです。
実は水に濡れていたり、タイヤワックスなどで綺麗にしている場合は、ひび割れや亀裂などがみえにくくなります。
タイヤを販売する出品者も「少しでも状態をよく見せて高く売却したい」という思いがあるため、インターネット上の写真は実際の品質よりも良く見える場合があるということを理解しておこう。
しかも中古タイヤの場合はお決まりの文句のように「ノークレームノーリターン」なので、購入後の返品は不可能です。
「安い!」と思って購入したものが「使い物にならなかった!」とならないような買い物をしたいところですよね。
中古タイヤの選び方
しかし中古タイヤを検討していたのには理由があるはず。
- 1年後に車の買い替えを検討しているのでタイヤ交換は安くしたい
- 車検と同時なのでタイヤ交換は節約したい
- 1本だけバーストしてしまった
などなど。
では、やむなく中古タイヤを購入する場合は以下の点をチェックしましょう。
- 製造年月日は2年以内のものを選ぶ
- タイヤの溝はショルダーもチェック
- 変形やひび割れをチェック
ここまで読んでいただいた方はわかると思うのですが、選んではいけない中古タイヤは製造年月日が古いものです。
寿命の目安は4年程度なので2年以内の物を購入するのがいいでしょう。
そして具体的に目視でチェックする項目は、タイヤの変形やひび割れです。タイヤの溝はショルダーが減っていないかもしっかり見ましょう。
しかし、2年以内で溝がそこそこある中古タイヤって「中古タイヤにする意味があるのか?」ってくらい金額が高い。
そこでオススメなのが激安のタイヤです。
中古タイヤの代わりにオススメなのが激安タイヤ
何も安くタイヤを購入するのには中古タイヤと言う選択肢だけではないはず。
海外製の激安タイヤを検討してみてはどうでしょう?
「とにかく安く」という方はネット通販による激安タイヤであればかなりやすいので、上記のような理由であれば激安タイヤのチョイスもありでしょう。
どのくらい安いのかアルファードの標準サイズ「235/50R18」を例に出してみます。
18インチの大型のタイヤなのでまともに買えば10万円を超えることも普通にあるサイズです。
以下はタイヤフッドでの執筆現在の価格です。
スタンダードグレードのブリジストンのネクストリーでさえ、1本あたり約2万円なのに対し、クムホでは1万円を切る激安っぷりです。
およそ半額の価格差なので、価格重視でタイヤを探している方にはうれしいですよね。
中古タイヤを購入するリスクや高いお金を出すのであれば、激安タイヤの選択も入れておきたいところです。
激安タイヤは私がおすすめするネット通販の「タイヤフッド」で購入できますので、自分の車のタイヤサイズで検索してみてください。
タイヤをネット通販で購入するのが不安な方や、組み換えはどうするの?なんて使い方がわからない方などは、タイヤフッドに関して詳しく書いた記事がありますので、そちらをご覧ください。
また輸入タイヤの種類が豊富なタイヤ通販サイト「オートウェイ」もありますのであわせて価格チェックするといいでしょう。