バッテリーが上がると当たり前ですがエンジンがかかりません。
そしてバッテリー上がりは突然来ます。
昨日までは調子が良かったのに・・・
なんてことは関係ありまりません。
そんなまさに今困っているあなたに、バッテリー上がりになった時の対処法などを紹介していきますね。
ブースターケーブルでエンジンをかける
1番簡単で、自分でもできる対処方法が「ブースターケーブルを救援車とつないでエンジンをかける」という方法です。
ブースターケーブルを自分で持っている場合は、救援車となってくれる人にお願いをしてブースターケーブルをつなげよう。
ブースターケーブルが無いもしくは借りれない場合や、救援車などが見つからない場合などは、素直にロードサービスを呼び救援してもらおう。
ブースターケーブルのつなぎ方
ブースターケーブルをつなげる場合は「つなげる順番」があるので紹介します。
- 故障車の+につなぐ
- 救援車の+につなぐ
- 救援車の-につなぐ
- 故障車の-につなぐ
大変危険ですのでバッテリーの+端子と-端子は間違わないように注意してください!
エンジン始動する
ブースターケーブルをつなぎましたらエンジンをかけてください。
エンジンがかかったら、回転が安定するまで待ちます。
安定したところでブースターケーブルを取り外しましょう。
またエンジンはすぐに切らないようにしましょう。バッテリーはまだ満足に充電できていませんので、再始動できなくなるからです。
バッテリーケーブルのつなぎ方は動画でも詳しく紹介されています。
ブースターケーブルは適正なものを使う
ブースターケーブルは適正なサイズのものを使いましょう。
ブースターケーブルには許容電流値が設定されています。
- 電流値50A以下→軽自動車
- 電流値80A→乗用車2000㏄まで
- 電流値100A→乗用車、ディーゼル車
- 電流値120A以上→大型トラック
乗用車に50A以下の細いブースターケーブルを使ってしまうと、発火やショートの原因となりますので危険です。車にあったものを使うようにしましょう。
エンジン始動後は?
無事にエンジンがかかった後はどうしたらいいのでしょうか?
それはバッテリーの状態によって違います。
バッテリーは弱っていますが、ある程度走行すれば元のようにバッテリーも復活するケースが多いです。バッテリーがまだ新しい場合などはこのまま様子を見ても良いだろう。
ただ100%元の状態には戻らないので、車屋さんなどでバッテリー診断を受けることをオススメします。古いバッテリーが付いている場合はこれを機にバッテリー交換しよう。
「バッテリーの寿命」が濃厚です。
今はエンジンがかかっていてもまた数日後にバッテリーが上がるなどしてしましますので、バッテリーが上がった当日にでもバッテリー交換をするのが無難です。
充電系統の故障が疑われます。
充電系統の故障は走行できませんのでロードサービスなどでレッカーを呼び修理工場へ入庫させよう。
ロードサービスを呼ぶ
ブースターケーブルでつなげてエンジンをどうしてもかけれない状況の場合はロードサービスを呼びましょう。すぐに思いつくのがJAFですよね。
あなたや同乗者が「JAF会員」であればすぐにJAFを呼びましょう。
JAF会員でない場合は料金は12880円~の料金が発生します。
自動車険加入者であれば、無料のロードサービスがうけれる可能性が高いです。
バッテリー上がりであればどこの保険会社のロードサービスも無料だと思います。ご自分の契約している保険会社さんに連絡を入れてみてください。
本当にバッテリー上がり?
ブースターケーブルをつないだけどエンジンがかからない場合、次のことを疑ってみよう。
- 救援するバッテリーが弱い
- ブースターケーブルの挟み込みの接触が悪い
改善してもダメな場合は、エンジンがかからない原因はバッテリーではない可能性もあります。
考えられる要因は
セルモーターの故障です。
セルモーターとはエンジンを始動させるためのモーターですがこれが壊れるとバッテリー上がりに似た症状となります。
セルモーターが原因でしたらいくらブースターケーブルをつないでもエンジンはかかりません。
素直にロードサービスを呼んでください。
その他エンジンがかからない原因をまとめた記事がありますので必要があればご覧ください。
バッテリー上がりを防ぐ
さて予期せぬバッテリー上がりですが、デート中、旅行中、なんかにバッテリー上がりになっちゃたら最悪ですよね?
そうならないためにも日頃からバッテリー上がりを防ぐ整備をしておかなくてはなりません。
- バッテリーの定期点検の実施
- 3年を目途にバッテリーを交換する
- 乗る頻度が少ない人は定期的な充電をしてもらう
何事も予防ってことは大切です。
と言う事で今回のバッテリー上がりを踏まえてブースターケーブルもしくはジャンプスタータなどの準備くらいはしておいてくださいね。
関連記事として「バッテリー上がりでやってはいけないこと」を書いていますので、参考にしてみてください。