BMWミニのクラブマンのリヤドアが開かない車が入庫してきました。クラブマンのリヤドアとは運転席のすぐ後ろにあるドアです。バックドアとは違います。
実際にやってみたけど開きません!
細かい症状としましては内側のドアハンドルを引っ張ると抵抗感は感じます。ドアロックが解除できていないのかな?って感じでしたね。
この手の修理は初めてだったので、いろいろ情報を収集して作業に取り掛かりました。
修理の様子と費用をまとめてみましたので、オーナーさんや現在まさにドアが開かない!って方はご覧ください。
- BMWミニクラブマン
- 型式:ABA-ML16
- 年式:21年式
- 距離:5万キロ
リヤドアが開かないのは定番トラブル!?
とりあえずネットで情報を収集してみます。
するとリアドアが開かないと言う事は結構あるらしい
良く壊れる部品はリヤドアの下側にある黒い部品です。
部品名「ドアハンドルレバー」と言われる部品です。
このドアハンドルレバーの役目は「フロントのドアが閉まっているときはリヤドアは開かないようにする」ということです。
この部品が壊れると、本来フロントドアが開いていてリヤドアが開く条件でも、フロントドアが閉まっていると勘違いしてしまい結果リヤドアが開かない状況になってしまいます。
対象方法は、部品を取り外しワイヤーを引っ張ればリヤドアは開くようになります
運転席ドアがオープンの状態でインサイドハンドル(室内側のドアを開けるレバー)がスカスカで重みが無い場合は、ドアラッチを動かしていないので壊れている可能性が高いです。
逆にインサイドハンドルにいつも通りの感触(重み)がある場合は、ドアラッチを動かしているので他の原因が考えられます。
今回はドアハンドルレバーだな!って思ってたんですけど、インサイドハンドルの感触は後者の方でしたので見事ハズレでした。
原因は別のところにありますね。
ドアが開かない原因
先ほどお話したドアハンドルレバーは正常に動いていました。
となると原因は他にある
インサイドハンドルを動かしながら観察すると、かすかに下側のラッチは解除になってるみたい。(クラブマンのリヤドアは上下2カ所にラッチがある)
と言う事で上側のラッチ不良と目星をつけたけど。。。
なんせドアトリム、ピラートリムが外れない。
何とかリヤドアを開けたいのですが見る限り、ドアトリムはドアが開閉しないと外せない構造になっています。
とりあえず安そうなピラートリムを破壊して、問題がありそうな上側のラッチ部を出してみる。
固定しているボルト3つを外してみるとなぜかリアドアが開いちゃいました。
ドアラッチ不良?
検証してみた
ラッチ単体で
ロックしていると仮定して閉じてみる
解除のワイヤーを引くと普通に解除します(ドアが開く)
正常に戻った????
次はドアが実際に閉まっていると仮定してロック部分を押し込んだ状態で解除のワイヤーを引いてみる。
すると
ロック解除しないんです!
内部的な不良なんだろうけど非分解構造なので詳しくはわかりません。
しかしドアラッチの不良で間違いないかと。。。
部品は3番ね
部品交換
部品交換するためにドアトリムを外しますが、取り付けスクリューはこんな位置なのでドアがオープンの状態じゃないとトリムの取り外しは不可能です
ちなみに上側のピラートリムの取り付けスクリューはこの位置に2つ
こちらもドアがオープンの状態じゃないとトリムの取り外しは不可能
今回交換した部品は以下の2点
ピラートリムとドアラッチ(上側)です
交換は単純な作業なので省きます。
今回は上側のラッチ不良でしたが同じように下側のラッチが悪くなることも否定できません。
その時はドアトリム自体も要交換の修理となりそうですね。。。
修理費用
さて今回の修理金額を見てみよう
ピラートリム:¥6600
ドアラッチ:¥13970
部品代 | 工賃 | 合計 |
---|---|---|
¥20570 | ¥14025 | ¥34595 |
※消費税込の計算
ドアが開かない修理できたけど、そこそこの修理金額になりましたね。
ドアの構造が特殊な車なので、故障すると少し厄介な事例でした。
ミニの故障をまとめた記事もありますのでご覧ください。
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