今回は車検で入庫した車両、「シートベルト警告灯」が点灯しない不具合があったので修理をしました。
この記事ではそのレポートと修理費用などを書いています。
車両情報
- ホンダ:アクティトラック
- 型式:HA3
- 年式:H10年
車検は通らない
基本的な情報としてシートベルトの警告灯が点かない場合は、車検に通りません!
そして、警告灯は点くけど実際にシートベルトを装着した時に警告灯が消えない場合も同様です。
※目視チェックは地域差があるかと思いますが、弊社管轄の車検場では目視チェックします。
専ら乗用の用に供する普通自動車又は小型自動車若しくは軽自動車であつて、乗車定員十人未満の自動車には、第一項の規定により備える運転者席の座席ベルトが装着されていない場合に、その旨を運転者席の運転者に警報するものとして、警報性能等に関し告示で定める基準に適合する装置を備えなければならない。
古い年式は警告灯が点灯しなくてもOK
シートベルト警告灯は年式によって車検時にチェックされるかされないかが変わってきます。
次の年式のものは車検時にチェックされません。
国産車で平成6年3月31日以前に作られた車
輸入車で平成7年3月31日以前に作られた車
上記の車はシートベルト警告灯が点かなくてもOKです。
逆を言えば、それ以外の車はシートベルト警告灯が点かなかったら車検は通りません。
シートベルト警告灯が点かない修理
と言う事で前置きは長くなりましたが、シートベルト警告灯が点かない修理をします。
点灯しない原因は?
警告灯が点かない原因は様々あると思いますが可能性が高いのは次の2点です。
- メーター内の警告灯バルブの球切れ
- シートベルトバックル内の不良(内部スイッチ不良)
シートベルトバックルとは、シートベルトの金具を受ける側の部品のことです。
このバックルの内部には単純なスイッチが入っており、シートベルトの金具(タング)がはまるとシートベルト警告灯を消す回路となっています。
故障診断
まずメーター内のバルブチェックから。
シートベルトバックルまできているカプラーを外して短絡してみます。
結果:シートベルト警告灯は点灯。
メーター内のバルブ切れではありませんでした。
次にシートベルトバックルの導通チェックします。
タング挿入時と解放時でも変化なし(導通無し)
シートベルト警告灯が点かない原因は、シートベルトバックル不良で確定です。
シートベルトASSY交換
シートベルトバックルを交換しますが、残念ながら部品の単体供給が無くシートベルトASSYでの交換となります。
不具合ではないドライバー側のシートベルトも交換です。
修理費用は?
さて今回かかった修理費用を見てみよう。
シートベルトASSY:¥17500
部品代 | 工賃 | 合計 |
¥17500 | ¥3400 | ¥20900 |
※レバーレートは¥8500で計算
今回は古い車両だったので部品供給が無いのでは?という不安はありましたが無事に交換修理することが出来ました。
しかもASSY供給でしたが思ってたより安かったです。
車検を少しでも安く受けたい方は、楽天車検オススメです。以下の記事を参考にしてみてください。