症状
- 暖気後のエンジンストールで再始動は1時間くらいできない
- エンジンが冷えると再始動できる
- ダイアグコードなし
車両情報
- LE-TT1
- スバル サンバー
- H14年式 7万キロ
症状を聞いて真っ先に「カムポジションセンサー」または「クランク角センサー」を疑います。
現車はカムポジションセンサーのみある車両でした。
カムポジションセンサーとは
カム角センサは、気筒判別信号として、各気筒を判別します。 電子燃料噴射システムにおいて、燃料噴射制御、点火時期制御のベース信号となります。 クランク角センサ、カム角センサは、突起のあるロータの回転によりクランク角センサ、カム角センサが受ける磁束が 変化します。磁束の変化を、短形波のパルス信号に変換して出力します。
引用元:http://www.hitachi-autoparts.co.jp/products/pdf/angle_sensor_all.pdf
本来診断はエンジンが始動しない症状の時にオシロスコープを使いセンサーの波形を見て判断するのですが、弊社ではオシロスコープが無いため簡易検査で判断します。
カムポジションセンサーにヒーターガンを当てて温度を上げるとすぐにエンスト。
再始動はできません。
パーツクリーナを吹き付けセンサーの温度を下げます。
すると再始動がすぐにできるようになりました。
カムポジションセンサーで間違いはないかと判断させていただきました。
センサーの交換は10ミリのボルトを外してセンサーを引っ張れば抜けてきますので誰でも交換可能です。
故障診断、交換工賃込:¥4250
カムポジションセンサー:¥3010
部品代 | 工賃 | 合計 |
¥3010 | ¥4250 | ¥7260 |
修理費用は以上となりました。