エンジンオイル漏れがあるので見てほしいとの要望です。
さっそくリフトアップしてみたところシリンダーヘッドプラグからのエンジンオイル漏れだった。定番修理と言う事で部品の在庫があることと短時間で出来る修理と言う事もあり、お客様には待ってもらいその場で修理することとした。
ここではホンダアクティのシリンダーヘッドプラグの交換の様子と交換費用について書いています。バモスやライフ、ザッツ、Zも「E07Z」というエンジンなので同様です。
また車種によってはリコールが出ています。ターボのエンジンだったと記憶しています。
一度確認する必要があります。今回の車両はリコール対象外です。
車両情報
GD-HA6
ホンダ アクティ
H14年式 10万キロ
シリンダーヘッドプラグの交換
私はシリンダーヘッドプラグと呼んでいますがホンダのパーツリストでは「プラグ、シリンダーヘッド」となっています。また部品商は、サーキュラープラグ、カムホルダープラグなど人によって呼び方が違うみたいですがここではシリンダーヘッドプラグで統一して呼ぶこととします。
シリンダーヘッドプラグの場所はカムシャフトが付いているエンドです。タイミングベルトが付いている反対側になり車両方向の右側です。
シリンダーヘッドプラグははめ込んでいるだけですので取り外しはマイナスドライバーで軽くこじれば簡単に取れます。その際エンジンオイルが多少漏れ出しますので注意が必要です。

取り外したらOリングが接触する部分を綺麗にします。
かなり汚れています。現車はオイル管理が悪いようです。

シリンダーヘッドプラグの部品の新旧比較です。
古い方はカチコチの弾力のないゴムでペッちゃんこです。これではエンジンオイルも漏れ出しますね。

新品部品に交換して作業は終了です。

シリンダーヘッドプラグの交換費用
シリンダーヘッドプラグ:¥380
シリンダーヘッドプラグ交換工賃:¥2550
部品代 | 工賃 | 合計 |
¥380 | ¥2550 | ¥2930 |
以上となりました。
まとめ
今回はかなり安く修理できた事例です。
しかし今回のこの車両、エンジンオイルの消費がありました。約半年、4000キロの走行で1.5ℓくらいのエンジンオイルを消費しています。先ほども書いたようにエンジンオイルの管理が悪く(車検時のみのオイル交換)エンジン内部にスラッジが付いているのがわかります。おそらくピストンリングの固着や摩耗でオイル上がりをおこしオイル消費になっているのではないかと推測します。
今後エンジンの焼き付きなどの可能性がありますので修理もしくは車の買い替えも検討された方がいいかもしれないことをお客様にお伝えました。
一番肝心なのはエンジンオイルをまめに交換してエンジン内部を常にきれいにしておくことが大事です。無駄な出費を抑えられます。
自分がいつも使用しているオイルです。
こちらはエンジン内部の洗浄剤。オイル上がりをおこしているものに対しては使っても意味が無いと思うけど、早めに内部洗浄のケミカルを使うことでトラブル防止になると思います。
個人的意見ですが距離、年式からすると今後故障が出た場合は、修理より買い替えの方が得策だと言えます。
現車は軽トラックのダンプという特殊な車であるためこのような状態でも高値で下取りや買取ができる可能性があるので一度査定に出して買取価格を提示してもらうのもアリですね。特に軽自動車や軽トラックなどは高い傾向にありますから思ってた以上に値段が付く場合があります。まだオイル消費の段階でしたら売れますからね。
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