車のドアが開かなくなると、とても不便ですよね。
すぐに出発できなかったり、車から降りられないなんてことも考えられます。
ここでは車のドアが開かなくなった時の原因と対処法、また修理に出すとどのくらいの費用が掛かるのかををご紹介ししています。
まず、車の外側からドアが開かないのか、内側から開かないのか、それぞれ状況に合わせて解説します。
外側から開かない場合
外側からドアが開かない原因としては次のようなものが考えられます。
- キーレスの故障(本体・電池・バッテリーあがり)
- アウターハンドルの故障
- ウェザーストリップの張り付き
- ドアロックの故障
キーレスの故障(電池・本体・バッテリーあがり)
キーレスエントリーでドアが開かない場合は3つの原因が考えられる
- 電池切れ
- 本体の故障
- バッテリー上がり
電池切れ
キーレスエントリーの電池が切れている場合当然ドアは開きません。キーレスに赤いインジゲータがある場合は、キーレスを押してインゲータが点灯するか確認しましょう。
インジゲータが付かなかったり、3年以上電池交換をしていない場合は電池切れの可能性が高い。電池を交換するかスペアーキーでドアを開錠しましょう。
電池交換はマイナスドライバーなどの工具が必要な場合があります。
電池交換費用は300円~1000円
本体の故障
また電池が正常だとしてキーレスが働かずドアの開錠ができない場合、キーレスエントリー本体の故障の可能性があります。
根本的な解決は部品交換と登録作業が必要です。
部品交換と登録作業の費用は約1万円~2.5万円
※メカニカルキーでドアの解錠は出来ますが、セキュリティがONになっている場合サイレン(クラクション)が鳴りっぱなしになります。
バッテリー上がり
バッテリーが完全に上がっている場合は、キーレスの受信側が作動していないのでドアは開錠しません。
バッテリー交換費用8000円
アウターハンドルの故障
アウターハンドルでは以下の原因が考えられる
- ドアロックスイッチ・センサーの故障
- アウターハンドルの不具合
ドアロックスイッチ・センサーの故障
アウターハンドルにドアロックスイッチが付いている車両は、このスイッチが故障している可能性が考えられます。
またハンドルの内側にセンサーが付いておりここが故障してもドアの開錠ができません。
ドアロックスイッチ、もしくはセンサーの交換費用は1万円~2万
アウターハンドルの不具合
アウターハンドル自体が経年劣化により破損して、ドア開かない場合があります。
アウターハンドルは機械的にドアロック機構を操作しますので、内部でワイヤーやロッドの外れ、樹脂パーツの破損などの原因から正常に機能していない可能性があります。
アウターハンドルの交換費用は5000円~2万
ウェザーストリップの張り付き
ウェザーストリップはドアの隙間から水やほこりなどを遮断するゴム製のシール部品です。
長い間ドアを開閉していない場合は、ウェザーストリップとドアの張り付きによりか開かない場合があります。
アウターハンドルのみで力を入れると破損させる可能性があるので、根気よくゆっくり力を入れて開けるようにしましょう。
ドアロックの故障
ドアロック機構に不具合があるとドアは開きません。
ドアロックは機械的にドアストライカーを掴む、切り離すを繰り返すことでドアの開け閉めを行っています。ロック機構の固着やロック部を動かすアクチュエータが故障するとドアは開きません。
またロック部にシートベルトなどが挟まっていないかも確認しましょう。
ドアロックの交換費用は1万円~3万円
内側からドアが開かない
続いては車内からドアが開かない場合はどんな原因があるのか見てみよう
- チャイルドロックのON
- インナーハンドルの故障
- 集中ロックの故障
チャイルドロックのON
チャイルドロックがONになっていると内側から開けることはできません。
チャイルドロックは子供が走行中などにドアを開けて大惨事にならないように、ドアのインナーハンドルからのドアオープンを無効にする装置です。
アウターハンドルからは開けることができますし、パワースライド車はドライバーにあるスイッチでも開きます。
インナーハンドルの故障
アウターハンドル同様、インナーハンドルも機械的な機構になっていますので、破損などにより開かないことがあります。
インナーハンドルの交換費用は5000円~1.5万円