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CVTの改善あり!ソリオが走行時にガクガクして加速不良な件

ソリオ走行時異音

走行時にスムーズに加速しない!

お客さんのお話を電話で詳しく聞くと、「アクセルを踏むとガクガクする感じ」、「昔でいうノッキングする感じ」と言う事でした。

色々調べた結果メーカーの方でCVTの改善策がありましたので対応させてもらいました。

この症例ではうちのお店に入庫したスズキのソリオの他、スイフトやスプラッシュも該当しますのでユーザーさんは記事をチェックしてくださいね。

  • スズキ:ソリオ
  • 型式:DBA-MA15S
  • 年式:H26年
  • 距離:7万キロ
目次

車両チェック

電話で聞いた感じですと、イグニッションコイル不良かプラグ不良のどちらかかな?って思っていました。

試乗するも症状再現せずでダイアグコードも無し。とりあえずプラグチェックしたけどプラグは長寿命タイプで摩耗もありませんし、焼け具合もOK。コイルは失火の跡なしでした。

もう1度試乗に行きましたら上り坂を走行中に症状が発生!ガクガクって言う感じで確かに失火している風にも取れます。

しかし私の直感では点火系と言うよりはCVTの制御系のような感じに取れました。

別件でディーラーに電話する用事があったのでついでに、ソリオが走行中にガクガクするんだけど情報が無いか聞いたところ・・・。その車はCVTの対策がありますよと

CVTの保証延長あり、対策がある

CVTの保証内容は以下の通り延長になっていました。

CVTの油圧制御機構(コントロールバルブボディ)において、カーブが連続している登坂路を走行する時のアクセル操作のように、開度変化が大きく且つ、素早いアクセルの開閉を頻繁に繰りかえすような運転を行うと、内部の油圧調整部に摩耗が生じることがあります。摩耗が進行すると、作動油圧が低下し、その場合、CVT内部のベルトが滑らないようにエンジントルクを一時的に制限するため、発進時にアクセルを踏んでもエンジントルクが立ち上がるまでに、遅れが生じることがあります。
この事象が発生した場合、コントロールバルブボディの保証期間を延長して、無償修理をいたします。

【従来の保証期間】
新車を登録した日から
5年間ただし走行距離10万kmまで

【変更後の保証期間】
新車を登録した日から10年間

メーカーHPからの引用

メーカーHPはこちら

スイフト、ソリオ、スプラッシュ無段階変速機(CVT)の保証期間延長について

ディーラーのサービスマンのお話によると、この他リプロ(ECUのプログラムの書き換え)もあるので、それを先に実施してくださいとのこと。改善しなければバルブボディの交換、それでも改善しなければCVTの交換をします。てな感じでした。

走行時にガクガクする対策として

リプロ⇒バルブボディの交換⇒CVTの交換

このような順番でするそうです。

メーカーHPの保証延長ではバルブボディのことしか触れていませんが、ECUのプログラム書き換えなど細かい対策もあるんですね。

今回は年式から言っても十分保証対象内ですので作業はディーラーさんへお任せをして、一度お客様へ納車をして様子見してもらっています。

まとめ

保証期間内ですので当たり前ですが修理は無料です。

整備士目線で話をしますが、年式的に一般保証が切れている車両でしたので、ガッツリ故障探究する可能もあったわけです。

仮にリプロで改善する故障だった場合、我々がする全ての作業が無駄になるので、ディーラーなどへの情報収集の大切さを再認識しました。

今回は無駄骨しなくて良かったです。

ユーザー目線で言えば、ディーラーへ直接修理依頼することで、すぐに原因がわかりますので、ユーザーとしてはメリットありますよね。

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