アウディのオイル交換ってどこですればいいかな?
って方に向けて現役の整備士510が解説します。
- 費用はどのくらい?
- オイル交換の頻度は?
など、車に詳しくないとわからないことだらけですよね。
この記事ではアウディのオイル交換について詳しく解説しているのでご覧ください。
また、アウディのQ5のオイル交換を実施しましたのでレポートします。
- どんなオイル使ったらいいの?
- 自分で交換する場合の注意点は?
こんな疑問に答える内容となっています。
オイル交換は必要?
オイル交換はお金かかるし面倒だしやらなくてもいいのでは?と考える人もいるでしょう。
結論、エンジンオイル交換をしないとエンジンが故障するので必ずオイル交換してください。
オイル交換はエンジンの長寿命と効率的な性能を維持するために必要です。
エンジンオイルは摩擦を減らし、エンジン部品を冷却・清掃しますが、時間とともにその性能が低下します。古いオイルは汚れや金属片が混ざり、エンジンにダメージを与える可能性があります。
最悪エンジンが故障すると、莫大な修理費用が掛かります。
定期的なオイル交換は、エンジンの健康を保ち、燃費の効率も良くするために不可欠です。
どのくらいの頻度でオイル交換が必要?
アウディでは1年もしくは10000キロ~15000キロの早い方でのオイル交換が望ましいとされています。
弊社ではエンジン内部を綺麗に保つためには1年もしくは5000キロの早い方でのエンジンオイル交換を勧めています。
車検までオイル交換をしない、20000万キロ無交換などのユーザーもたまに見かけますが、そんなユーザーの車はオイル量が減っており、オイルは真っ黒、すでにスラッジが出ている状態です。
定期的ンあオイル交換を心がけましょう。
アウディのオイル交換はどこでするのがいい?:信頼や価格
ではアウディのオイル交換はどこでするのがベストでしょうか?
オイル交換は
- アウディディーラー
- オートバックスなのどのカー用品店
- ガソリンスタンド
などですることができます。
それぞれ価格や特徴が違うので表にまとめますね。
項目 | アウディディーラー | カー用品店(オートバックス等) | ガソリンスタンド |
---|---|---|---|
専門性 | 高い | 中程度 | 低い〜中程度 |
オイルの種類 | 純正のみ | 選択可能 | 一部の場合に選択可能 |
サービス | 高品質 | 多様 | 基本的 |
保証 | あり | 一部あり | 通常はなし |
その他の修理・点検 | 一緒にできる | 一緒にできる | 限定的 |
コスト | 高い | 中程度 | 中程度 |
予約の必要性 | しばしば必要 | ある場合も | 通常は不要 |
所要時間 | 長い可能性あり | 中程度 | 短い |
地域の選択肢 | 限定的 | 広い | 最も広い |
ディーラー
アウディディーラーでのオイル交換は、信頼性はあるもののコストが異常に高いのが特徴。モデルによってオイルの種類やオイル量が異なるので、一概には言えませんが、オイル交換で2~5万円の費用が掛かります。
これはオイルのグレードが高く単価が高いのと、整備する工賃が高いのが理由です。
カー用品店
オートバックスなどのカー用品店では、交換するオイルを自分で選べれるので、予算に合ったオイル交換ができる。
アウディのような欧州車は、国産車と違いグレードの良いオイルを選ぶ必要性はあるのもも、極端なハイグレードではなくてもOKです。
カー用品店の店員に度のオイルが良いのかを相談できるのもいいですよね。
工賃含めて1万円~15000円くらいで交換ができる。
オススメオイルは「ワコーズのプロステージS」
その他適応するオイルも豊富にそろっているので、店員に相談してみましょう。
またオイルの知識が多少ある方は、ネットで注文して持ち込み交換でもいいでしょう。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドの整備士の質に疑問があるものの、入りやすく頼みやすいのがガソリンスタンド。予約も必要なく適度な価格帯のオイルがあるので、安価にオイル交換ができる。
費用はカー用品店同様、工賃含めて1万円~15000円くらいで交換ができる。ただしオイルの選択肢は狭まります。小さいスタンドでは外車用のオイルを在庫していない場合もあるので注意が必要。
結論と見解:アウディのオイル交換はどこでするのがベスト?
個人的見解だが、アウディディーラーでのオイル交換は、ハッキリ言って高いです。
金銭的に余裕があり、ディーラーに圧倒的な信頼を置いておりディーラー以外では整備しない!という方以外にはオススメしません。
オイル交換だけであれば、カー用品店やガソリンスタンでの整備で十分です。お付き合いのある街の整備工場などがあればそちらに依頼するのが最も安く信頼性があるのでオススメ。
自分でオイル交換をする場合の手順
自分でオイル交換をしたい!という方もいると思うので、オイル交換の手順を紹介します。ここではQ5のオイル交換を実施したので、レポートします。
オイルを抜くところから、オイル交換時期のリセットまで紹介していきます。
オイルの抜き方
まず車をリフトアップさせアンダーカバーを取り外します。すると出てくるのがエンジンオイルのドレンです。(写真上)
私も初体験の樹脂製のドレンでした。
専用工具があるみたいなのですが、写真のようにバッテリーメンテナンス用のコインドライバーで簡単に外れます。
簡単に外れるから心配になる古い整備士です。
外れたドレンはゴムパッキンが付いていますので再使用不可。
ご自分でオイル交換をされるのであれば、ドレンプラグをあらかじめ用意しておいてください。
オイル選び
基本的には純正で使用しているエンジンオイルを使うのがベストです。
アウディの純正オイルはフォルクスワーゲンとカストロールが開発した専用のオイルとなっています。
取扱説明書を見れば、どのオイルが適合しているのかが記載されていますので、同じものを入れるのが間違いありません。
今回のQ5は以下の2種類の純正オイルが適合。
- VW504 00(ロングライフ)5w-40
- VW502 00 5w-30
VW504 00は1年、15000キロまでは無交換でOKなロングライフタイプとなっています。
ですが、弊社では今回純正のオイルではなくワコーズの「プロステージ-S」を使用することにしました。
プロステージにした理由は
- アウディに対応している
- ロングライフのような性能は要らない
- 弊社に在庫がある
- 純正vw504より価格が安い
このような理由です。
粘土は10w-40では硬いので0w-30を混ぜて5w-35くらいになるようにして使いました。
オイルの規定量は?
Q5(2.0ℓ)のオイル量は4.6ℓです。
車種によってオイル量に違いがありますから、下調べをしてからオイルを仕入れましょう。
オイル注入の注意点
後はオイルをエンジンに注ぎいれるだけですが、ここで注意点があります。
フィラーキャップを開けるとわかるのですが、注ぎ口がかなり小さいです。
大きめのオイルジョッキでそのまま注ぐとこぼれますので、私は小さなオイルジョッキに移して入れるようにしています。
初めてオイル交換をする人は高確率でオイルを溢れ出してしまいます。
オイルの規定量は4.6ℓですが、入れ過ぎを防止するため4.0ℓを入れてから微調整します。
レベルチェック方法
今回の車ではオイルレベルゲージが無いタイプなんので、エンジンオイル交換後のオイル量のチェックは車両のセンサーによる測定でのチェックになります。
右下の「CAR」を押して「整備点検」を選択
「オイルレベル」を選択
エンジン暖気後にエンジンを切り2分待ちます。
するとオイルレベルが表示されます。
今回は規定量より少な目で入れましたので、オイル量は規定値内ですが、0.5ℓくらい足します。
補充してから再測定したらいい感じですね。
オイル交換時期のリセット方法
量のチェックが終わったら、オイル交換時期をリセットします。
リセットは
- 整備点検
- オイル交換の時期のリセット
簡単にリセットできます。
オイル交換までの距離数はロングライフ(15000キロ)が基準になっていますので、5000キロを目安に交換するようにします。
費用はいくらくらい?
今回かかった費用は
エンジンオイル ¥1800/ℓ | 4.5ℓ | ¥8,100 |
ドレンプラグ | 1 | ¥1,100 |
工賃 | - | 無料 |
合計 | - | ¥9,200 |
※弊社ではオイル交換の工賃がかかりません
ディーラーでオイル交換をすると概算で以下のようになります。
エンジンオイル ¥2420/ℓ | 4.5ℓ | ¥10,890 |
ドレンプラグ | 1 | ¥1,100 |
工賃 | - | ¥1,2000 |
合計 | - | ¥23,990 |
こんな感じで多少節約できますね。
まとめ
アウディQ5のオイル交換を紹介してきました。
オイル交換には、ジャッキやオイルジョッキなど多少の設備投資が必要になってきますが、サンデーメカニックでも出来るレベルの整備なので自信がある方はオイル交換やってみてください。
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