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ワイヤーが出るくらいタイヤ片減りしているエブリィの修理【アッパーマウント交換】

タイヤの側面(外側や内側)が中央と比べて減りが早いことを「タイヤの片減り」と言います。

今回はタイヤの片減りが片側だけとてもひどいエブリィが入庫してきましたので、その修理の様子を交えて解説したいと思います。

最近タイヤの外側がなんか減ってるかな?って感じてる方は参考になるかもしれませんのでぜひ見てください。

  • 車名:エブリィワゴン
  • 年式:H23
  • 型式:ABA-DA64W
  • 走行距離:約8万キロ
目次

片減りの状態

入庫したタイヤの片減りの状態は以下の様

エブリィのタイヤ片減りの反対側は正常

ご覧のように左右の減り方が違います。

フロントの右側はかなり片減りしてヤバい感じがわかると思います。

今回のように左右均等に減らない車両の場合、車両側のどこかに原因があると思われますので、その原因を特定しましょう。

入庫車両の片減りの原因はアッパーマウントでした

エブリィのタイヤ片減りの原因はアッパーマウントガタ

まずリフトアップし、下廻りをチェックします。

ぶつけた形跡はないか?とか変形した箇所は?などをみますがどこも正常っぽいです。

次に片減りしている方のタイヤを揺らしてみると、ガタガタと動きます。正常な方は揺れません。ここに原因がありそうですね。

ガタガタはどこから出ているのかをみると、アッパーマウントでした。ストラット上部についているのがアッパーマウントですね。

アッパーマウントガタ
アッパーマウントガタ

ストラットを外してアッパーマウントをチェックするとご覧のように動きます。

片減りはこのアッパーマウントが原因で間違いなさそうなので交換しましょう。

アッパーマウント交換

まずはストラットを外します。

アッパーマウントガタのため交換

スプリングコンプレッサーを使用してアッパーマウント部をバラします。交換する部品は上から3番目の「ストラットサポートラバー」です。

ストラットサポートラバー

新品と比較するとへたり具合は一目瞭然ですね。

元通りに組み付け、サイドスリップ測定してトー調整を行って作業終了です。

掛かった費用は?

さて今回はタイヤの片減りからの修理でしたが、かかった費用を紹介しますね。

タイヤ(4本)23600円
サポートラバー
(左右)
1240円
トー調整2000円
交換工賃17850円
合計44690円

総額で約4.5万円かかりましたが、タイヤは4本交換していますのでその辺も加味して参考にしてください。

走行距離的には、ストラットサポートラバーだけの交換ではなく、ショックアブソーバーも交換時期なのでストラットASSYでの交換でもよかったのですが、予算的に今回の修理となりました。

ちなみにストラットASSYの値段は片側約1.6万円くらいです。

まとめ

タイヤの片減りはワイヤーが出ていつバースト(タイヤの破裂)してもおかしくない状態でした。とても危険ですよね。

予防策としましては「定期的な車の点検をする」これに尽きると思います。プロに車の状態を見てもらい、悪い個所は早めに対処するのが安心で安全に車に乗れる秘訣だと思います。

今回の片減りの原因はアッパーマウントでしたが、片減りの原因はその他多岐にわたります。詳しくはこちらに書きましたのでご覧ください。

タイヤ片減りする原因と対策!

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