ガソリンスタンドの車検って
- しっかり整備してくれるの?
- 本当に安いの?
- 代車はでるの?
- デメリット無いの?
って不安ありませんか?
この記事ではガソリンスタンドで受ける車検について現役の整備士が解説しています。
デメリットなどを正直に書いていますので、ガソリンスタンドでの車検を検討している方は是非ご覧くださいませ。
ガソリンスタンドで車検を受けるデメリット
まずガソリンスタンドで車検を受けるデメリットを書いてみる。
「ガソリンスタンドで車検を受けるのは不安だ」と思っている方も多いだろう。車屋ではなくメインはガソリンを売っているところだからね。
確かにガソリンスタンドでの車検はデメリットがあります。
そこでプロの目から見たデメリットをしっかり伝えますね。
以下はプロの私が感じるガソリンスタンドで車検を受けるデメリットは以下の4つ。
- リコール、改善対策、サービスキャンペーンなどの対応はほとんどない。
- 低年式、距離数乗っている車の整備に不安がある。
- 重整備、特殊工具を使う整備はできない。
- 車種ごとの弱点を把握できていない。
それぞれ解説しますね。
リコール、改善対策、サービスキャンペーンなどの対応はほとんどない
ガソリンスタンドではリコール等の対応はほとんどの場合実施しません。「ディーラーまたは車屋へ持って行ってください。」という対応。
逆にディーラーへ車検や点検を持っていくと、
「この車両はリコール対象車となっていましたので、作業させていただきました」
と、こちらから言わなくても必ず対応をしてくれる。
ガソリンスタンドでは車検以外の作業は期待できません。
低年式、距離数乗っている車の整備に不安がある
ガソリンスタンドに在中する整備士の質は、ディーラーや整備工場の整備士と比べると劣ることが多い。常に車の整備をやっていない、専門的な情報が入ってこないのが原因としてあるだろう。
そんな経験少ない整備士に、様々な整備を任せるのは不安があることは確か。
重整備、特殊工具を使う整備はできない
またエンジンやミッション脱着など重整備をやれるところはほとんどないと思われる。
重整備とは具体的には
- ミッションを降ろしてのクラッチ交換
- エンジンを降ろしてオイル漏れ修理
などを指しますが、これらの修理ができないところが多く、その場合ほかの整備工場へ依頼する外注となります。
車種ごとの弱点を把握できていない
また、車種ごとの弱点を把握していないので深い整備が不得意ということもある。
フィットだとジャーダーでるから早めにCVTオイルを交換しようとか、ランクルはハブベアリングの調整を必ずしなきゃとか、ダイハツの車はエンジンマウントはチェックしなきゃとか…
こういった車種ごとの情報とかはおそらく無いので、車種ごとに対する予防整備などは期待できない。
口コミから見たデメリット
さて、上記はプロの私から見た「ガソリンスタンドで車検を受けるデメリット」でしたが、一般ユーザーはどう感じているのでしょうか?
口コミを調べてみましたがその結果が以下になります。
- 代車が無い所が多い
- 整備保証がない
- 引取り、納車サービスが無い
しかしこれには大きな誤解を持っている方が多いなという印象です。私の見解と調べた結果は
- 代車はほとんどのところに準備がある
- 整備保証はそもそも24か月点検をすれば、整備保証は間違いなく付いてくる
- 引取り、納車も半分くらいはやっているところもある
今のガソリンスタンドは結構優秀ですよ。
代車はほとんどのところであると思っていいです。
私がネットでガソリンスタンドの車検のサービスを調べた結果、25店舗中すべての店舗で代車がありました。
また整備保証に関しては、24か月点検を実施するので点検整備記録簿がもらえます。それがまさに整備保証となってくる。
そして引取り、納車に関しては対応しているところは正直半分くらい。これは後述するけど自分で簡単に選択できるから問題なしです。
ということで一般ユーザーが感じるデメリットは、誤解しているものが多いのではないでしょうか?
「楽天Car車検」というサイトから、最寄りのガソリンスタンドの各サービスが一目瞭然なのでガソリンスタンドのサービスをチェックしてみてください。
代車の有無や引取納車サービスの有無、車検にかかる総額も確認できますよ。
まずは郵便番号を入れてみよう。最寄りの車検整備工場が見れて価格やサービスが比較できます。
ガソリンスタンドで車検を受けるメリット
それでは逆にガソリンスタンドで車検を受けるメリットを見てみよう。
- 夜間営業をやっている
- 過剰な整備をされない
- 車検総額が安い!
夜間営業をやってる
夜間営業をやっているところもあるので時間が無い人にはうれしいサービス。(車検整備を夜間にするのではなく受付等です)
過剰な整備をされない
ディーラーなどは必要以上に部品交換を勧める傾向にありますが、ガソリンスタンドではないと思われます。(タイヤ、バッテリーは早めの交換を勧められるかもしれません)
ガソリンスタンドの車検は車検料金が安い!
そして1番うれしいのがガソリンスタンドの車検料金は安いということです。
どのくらい安いのか比較してみます。
整備工場とガソリンスタンドの料金比較が以下の表
※軽自動車で試算
法定費用 | ||
重量税 | 5000円 | |
自賠責保険 | 25070円 | |
印紙代 | 1400円 | |
比較 | ガソリンスタンド | 整備工場 |
車検代行料 | - | 14000円 |
検査機器使用料 | - | 1650円 |
24ヶ月点検費用 | 15000円 | 19500円 |
合計 | 45070円 | 66620円 |
上の法定費用でどこで車検を受けても変わらない車検を受ける際に必要な経費になります。(指定工場は印紙代が1100円)
法定費用以外のところだけ計算すると2万円安くなります。
さらに楽天Car車検などインターネットで予約をすれば様々な特典があるのでお得です。
楽天Car車検でお得に車検を受けよう
ここまでガソリンスタンドのメリットをお伝えしましたが、もっとお得に車検代を節約できる可能性があるので紹介しますね。
先程から紹介している楽天Car車検の利用を個人的にはオススメしたい。
楽天Car車検を利用するメリットは3つあります。
- 最寄りの車検工場の価格を比較できる
- インターネット割引・早割などを活用できる
- 楽天ポイントがもらえる
最寄りの車検工場の価格を比較できる
まず楽天Car車検は「エネオス」などのガソリンスタンドだけじゃなく、オートバックスなどの有名カー用品店や街の整備工場も登録してあったりと、ユーザーがどこに車検を依頼するか選択できるようになっています。
そしてあなたの郵便番号を入力すると最寄りの車検工場がたくさん出てきて、整備工場ごとに車検料金が比較できるように表示されますので、最安値の整備工場をすぐに見つけれます。
後になって、あっちのところで車検をしたほうが安かった!なんて失敗が防げますよね。
インターネット割引・早割などを活用できる
さらに店舗によりますが、様々な割引が用意されておりお得。
このお店では「新車」で「早割」なら6千円以上安いです!割引は店舗によって違うのでいろいろ探してみてください。
↓
楽天ポイントがもらえる
そして楽天Car車検なので楽天ポイントも貯まります。楽天ユーザーには嬉しいですよね。
支払いも楽天カードにすればさらにポイントが貯まりますしね。ガソリンスタンドなどはクレジットカードOKなところも多いので是非ともカード払いしたいところ。
楽天Car車検のまとめ
価格が比較でき、最安値のところで車検が受けることができますし、楽天Car車検経由なら様々な割引が受けれる可能性があります。
「多少金額がかかっても隅々まで自分の車を見てもらいたい!」って人にはオススメしませんが、「車検代を少しでも安くして浮いたお金で貯金したり、欲しいものを買いたい!」って人にはオススメできますよ。
車検代を節約すれば浮いたお金でちょっぴり豪華ランチ行ったり、欲しかったものが買えちゃいます。
2万円節約できる車検予約はこちら
楽天car車検についてもっと詳しく知りたい方は、こちらに詳しく書きましたので参考にしてくださいね。
ガソリンスタンドの車検はオススメできる?
さてこれまでガソリンスタンドのメリットやデメリットを書きましたが、「まだガソリンスタンでの車検って不安だな」と思っている方もいるかと思います。
そこで最後にプロの私が出す結論をご覧ください。
初回車検でガソリンスタンドをオススメする理由
初回車検では整備する箇所が少ないので、安いところで車検を出すのがお得です。
初回車検ということはあなたの車は購入から約3年経っています。走行距離はどうでしょう?3万キロくらいではないでしょうか?
では初回車検で入庫した車で3万キロくらいの走行距離の車では、具体的にどんな部品交換するのか挙げてみる。
- オイル、エレメント交換
- ワイパーゴムの交換
- エアコンフィルターの交換
- キーレスの電池交換
- ブレーキオイルの交換(2年ごと)
うちのお店ではこんな感じです。ご覧のとおり誰もが聞いたことのある消耗品だけです。
ディーラーで車検を受けようが街の整備工場で車検を受けようが、車自体の状態がいいのでトラブルになるような箇所もなければ、予防整備も大して必要がないワケなんです。
ということは少しでも安い所で車検を受けた方がお得ってことね!これならガソリンスタンドでの車検でもいいかな?て思えますよね?
2回目の車検はガソリンスタンドで受けてもいいか?
では5年経った2回目の車検ってどうなの?ってなりますが私の結論は「2回目でも安心して受けれる!」
2回目の車検ということは5年経過しよとしている車だ。走行距離はどのくらいになっているだろうか?ここでは平均な距離数であろう走行距離5万キロで話を進めていく。
では2回目の車検では主にどのような部品の交換が必要になっていくのか見てみよう。
初回車検にプラスして必要なものを挙げていく。
- タイヤ
- バッテリー
- ブレーキパッド
- エアークリーナー
こんな感じだろう。車に詳しくない人が聞いてもわかりそうな部品ばかり。
一般的な消耗品を主に交換する必要があるころだ。
この一般的な消耗品であれば特殊な技術も工具も必要としないため、ガソリンスタンドでも安心して任せれるのではないだろうか?タイヤやバッテリーなんかはいつも作業してるしね。
余談ですが某メーカーのディーラーに勤める私の知人は、繁忙期に1日に整備士1人が車検を10台近く車検整備をするみたいです。
知人はこう言っていました「もはや流れ作業」
ディーラー=整備の質が高いとは限りません。
ということは、ガソリンスタンドで車検を受けてもいいのでは?という考えになります。
結論は2回目の車検もガソリンスタンドで受けてもOK!
整備の質が同じなら少しでも安いところで車検を受けるのが賢いですよね。
まずは最寄りの整備工場の価格をチェック!
↓
さて3回目の車検は??
3回目の車検はガソリンスタンドで受ける?
個人的な意見だが3回目以降からは多くの場合整備工場へ持ち込んだ方が無難だと考える。
3回目の車検とは7年を迎えようとする車だ。ゴム系の部品にヤレが出てくる時期。
具体的には
- タイロッドエンドブーツ
- ロアアームボールジョイントブーツ
- LLC
などなどそこそこ専門的な整備が必要な部品が交換時期となる。
車の状態をしっかり見極め、部品交換や予防整備をしてくれる技量が必要になってくると考える。
ガソリンスタンドにその技量が無いとは言い切れないが、街の整備工場の方が経験が豊富な整備士がそろっていることには間違いがない。
俺的結論
このような使い分けをすることが賢く車検を受けることとなり結果、車検代をうまく節約できます。
3回目以降の車検ではしっかりと車を整備する!と割り切り整備にお金を掛ける。
そしてまだ車にガタがきていない初回車検や2回目の車検では、ガソリンスタンドのような基本工賃が安い所に車検をお願いすればいいでしょう。
まとめ
ガソリンスタンドでは
- リコール、改善対策、サービスキャンペーンなどの対応はほとんどない。
- 低年式、距離数乗っている車の整備に不安がある。
- 重整備、特殊工具を使う整備はできない。
- 車種ごとの弱点を把握できていない。
このようなデメリットがありましたが
- 夜間営業をやっている
- 過剰な整備をされない
- 車検総額が安い!
メリットもありましたよね。
楽天Car車検を利用すれば、近所の整備工場の価格が比較できとても便利です。さらに割引も充実しています。
特に初回車検や2回目までの車検は整備する箇所が少ないので、ガソリンスタンドのような車検費用が安いところがオススメ。
まだ車検代が高くて流れ作業のディーラーで車検受けるんですか?
同じ質なら少しでも安く車検をしちゃいましょう。
2万円の車検費用を浮かせると
- いつもは行かないような豪華のディナーをしたり
- 奥様にプレゼントを買ったり
- 欲しかった趣味の道具を買ったり
出来ちゃいますよ。