ウインドウガラスが落ちた!って事で入庫です。
現車確認するとガラスにガムテープが張られ、すでにガラスは保持されず落ちているようです。
車両情報
- メルセデスベンツG500L (Gクラスゲレンデバーゲン)
- GH-463248
- H15年式
- 133000キロ
パワーウインドウ修理
原因の究明
「ガラスが落ちる」という故障は結構定番で原因はズバリ!ウインドウレギュレター不良です。
念のため内張をはがし原因を追求しますが、お客さんにはレギュレターがダメですね!と事前に伝えてあります。
ウインドウレギュレターを取り外しチェックします。
写真は分かりづらいのですがワイヤーが固定されている所のプラスチックの部分が割れていました。
常にワイヤーはテンションがかかった状態が正常ですが、レギュレターの一部部品が欠損してしまいワイヤーを保持できなくなると同時にガラスも一緒に落ちるといった具合ですね。
これまで欧州車のウインドウレギュレターはよく交換しましたけど、こういう壊れ方が1番多いですね。プラスチックの質が悪いといつも感じます 。
今回の部品はお客様の希望で純正品で交換します。見積もりを取りますが部品の値段は高額です。
レギュレターASSY(モーター付き)で5万円以上します!さすがベンツGクラスです!国産であれば1万円~2万円くらいでしょうか?
品質と価格があっていないような気がします。
レギュレターの交換作業
作業の方は慣れれば30分〜40分くらいでしょうか。これといって難しいい作業ではありません。
ドアレギュレターを取り外しと逆の手順で組んでいくだけです。新品の部品と交換して終了です。
ゲレンデバーゲンではレギュレター不良は定番の故障
この年代の車(欧州車全般)は定番の故障です。
いつか必ずなります。
ドア4枚ともダメになります!
そう
いつか必ずです。
と言いますのも今回のお客様は不幸なことにここ2か月の間で3枚のドアでガラスが落ちました。残りの1枚も近いうちに落ちそうですね。
ガラスが落ちると応急処置としてガムテープなどでガラスを固定しますが、そのままで乗るわけにもいかず修理するしかないです。
ガラス4枚落ちて部品代だけで20万円オーバーです。(工賃別)
やっぱりGクラスはランニングコストが高いので乗るのやめた!って思った方!
なんとか安く修理したい!と思った方!
ご安心ください。
社外品の部品を使えば修理費用は抑えられます。
モーター付きやモーター無しの設定があるようです。
今回ウチのお客様は次回モーターが壊れても嫌なので、モーター付きで信頼のある純製品で交換したいとの要望でしたので高額ではありますが純正品を使用しました。
購入時はモーターの有無や適合をしっかり確認してくださいね。
外車の場合は社外品を上手に使いましょう。
純正で修理見積りが出た方は1度社外品を使って修理出来ないか問い合わせをしてみるといいと思いますよ。
なお、故障続きな方は、乗り換えも検討してください。
ご覧のように外車は部品が高く、修理費用もかさみます。
また年式が古くなると故障頻度も高くなります。
最近はオークション形式の買取店が存在しますので、そちらで1度査定をしてみるのもアリです。特にベンツのゲレンデは中古でも高値で取引されていますので思いのほか高額でも買取査定になるかもしれません。
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