バッテリーが心配なので交換してほしいとのご要望です。
現在装着されているものをバッテリーテスターで測定しても「良好」と出ますが、3年経ているので心配だ!とのことで交換することになりました。
外車のバッテリ-交換って費用が掛かるイメージですよね?
実際その通りでこの車のバッテリーをディーラーで交換すると7万円オーバーと聞きます。消耗品なのに高過ぎですよね?
ここではアウディA1のバッテリーの交換の様子と交換費用を書いていますが、バッテリーを安く交換する方法も書いています。半額くらいには出来そうです。
車両情報
- DBA-8XCAX
- アウディ A1
- H26年式 1万キロ
アイドリングストップ車用バッテリーを使用
アイドリングストップ車なのでアイドリングストップ車用バッテリーを使用します。
現車のバッテリーはEXIDE製のアイドリングストップ車対応のEFBバッテリー720Aが付いています。
今回はEXIDE製のアイドリングストップ車対応で、EFBバッテリーよりワンランク上のAGMバッテリー800Aを取り付けました。
AGMバッテリーとは何か?
アブソード・グラスマット(Absorbed glass mat)の略。
バッテリーの電解液(希硫酸)が、スポンジ状のグラスマット吸収されています。
そのため、電解液と極板との接触面積が常に一定、最大化されており、高効率、内部抵抗の低下、放電力の増大、長寿命、電解液の補充が不要、幅広い温度特性(氷点下も)が特徴です。
もともとはコンコルド向け、航空用途に開発されており、軍用のバッテリーとしても多く採用されている方式です(=高信頼性)。
現在、最先端の技術でありカーバッテリーにおいても、今後の主流となると考えられます
引用元:AGMとは?(カーバッテリー) – 電星
アイドリングストップ機能がある車両は、1日に何度もエンジン再始動のためにスタータモータが回されますのでバッテリーの負担が大きいです。ですので「AGMバッテリー」のような高性能なバッテリーが必要となっています。
バッテリーの交換方法
さっそく交換に入ります。
アウディA1のバッテリー装着位置はトランクルーム内です。荷室の板を一枚取るとバッテリーが現れます。
交換するにあたって周りの部品をどんどん取り外します。
バッテリーを固定しているステーが2種類あります。
バッテリーを覆うように固定している黒色のステー、バッテリー本体を直接固定しているシルバーの固定ステーです。
合計5本のボルトを取り外します。頭は13ミリのボルトになっています。
マイナス端子側にガス抜きのホースがありますのでそちらも外します。
ステーを取り外したらプラス端子とマイナス端子を取り外して交換しますが、バックアップを取るために各端子にバックアップ用のバッテリーを付けながら交換作業をしました。
取り付けは逆の手順でOKです。
バッテリー交換費用
気になるお値段です。
ディーラーで交換した場合は7万円前後と聞きました。消耗品なので出来ればもう少し安くバッテリー交換をしたいところですよね。
下記は弊社の場合(街の整備工場)の交換費用です。バッテリー交換は工賃をいただいていません。
部品代 | 工賃 | 合計 |
¥42000 | 0 | ¥42000(税別) |
以上となりました。
バッテリー自体が高いのでこの金額ですが、バッテリー交換はもっと安くしたい!って方はネットで購入、自分で交換という選択肢もあります。
特に特殊なことは必要ないですから、ご自分でバッテリー交換をできる方はオススメです。不安な方は最寄りのカー用品店や整備工場へ持ち込みで取り付けしてもらうのも良いですよね。
13ミリのラチェット類と端子の10ミリを緩めれれば交換できます。
アイドリングストップ車には必ず、「アイドリングストップ対応バッテリー」を取り付けてくださいね!
安いからと言ってアイドリングストップ対応バッテリー以外を付けますと、すぐにバッテリーがダメになりますから注意が必要です。