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水没車のオークションってやばい?出品や落札する場合

車や車の部品を安く買いたいからと言う理由で、ヤフオクなどのネットオークションを活用する人も多いでしょう。

しかし出品している商品説明に「水没車」や「冠水車」の表記があると大丈夫かな?と不安になりますよね。

また逆に水没車が手元にあって処分したいんだけど、オークション出品して大丈夫かな?など水没車のオークション出品に不安を持っている人もいるでしょう。

今回はそんな方たちのために、水没車のネットオークションについて書いてみます。

この記事では

  • 水没車の車両や部品を買った故障リスクについて
  • 水没車のオークション出品はどう?

この辺を現役の車屋が書いていきますので、興味がある方はご覧ください。

目次

【水没車】オークションでの購入

まずネットオークションで車両の購入を考えている方もいるでしょう。

しかしその車が水没車や冠水車だった場合、購入してはいけません。

その理由は、水没車の場合異臭の発生や故障リスクが大きいからです。

水没した程度にもよるのですが、フロアーが少し使ったくらいなら普通にエンジンが掛かりますし、少し乾燥させれば何事もなかったように元に戻ります。

しかしそんな車でも異臭や故障リスクがあります。

フロアーに水が浸かるとカーペット類が濡れ、乾燥にすごく時間がかかります。

この乾燥が甘いとカビの原因や異臭の原因になります。さらに電気系統のカプラーの端子が腐食していて、その結果接触不良を起こす可能性もあります。

具体的な故障例としてはエンジンがかからなかったり、エンジン不調になったり重大なものから、パワーウインドウが動かないなど軽微なものまで多岐にわたります。

しかしこのような電気系統のトラブルは、いつ起こるかわからないのでとても厄介です。

いつ故障するかもわからない車は、いくら安くても乗っていると不安ですよね。なので安いからと言う理由で購入するのは私はオススメしません。

水没車の不具合についてはこちらで詳しくお話しています

さらにネットオークションで出品されている車は個人売買なので、お決まりのノークレーム・ノーリターンです。

「部品取りで購入したい」などの特別な理由がない限り、ネットオークションでの水没車両の購入は避けるべきです。

水没車の部品は利用できる?

では水没車から取り外した部品のリスクはどうなのでしょう?

水没車から取り外した部品は安全なものとリスクが高いものがありますので、目的に応じて利用すればお得なケースもあります。

ではどんなものなら水没車の部品購入は安心できるのか見ていきましょう。

水没車からの部品流用で比較的安心できるものは、濡れても品質が変わらない外装品が中心になります。

ボンネット・ドアー・バンパーなどですね。

次に比較的に安心できる部品は、足廻りなどです。

ブレーキキャリパーやロアアームなど内部に水が浸入していればサビなどが原因で固着などの心配はありますが、ダストブーツがあるのでそこまで深刻なダメージはないかと思われます。

逆に購入してはいけないものは、基盤が入っているような電気部品です。

ECU・メーター・エアコンのコントロールパネルなど。

長期にわたり多湿な状態が続いていた場合は故障の原因になりえます。

水没車の部品利用は、かなり安く中古品が仕入れられるのでお得ではありますが、状態をしっかり見て購入の判断をしましょう。

水没車の出品は?

では今度は水没の被災した自分の車を、ネットオークションに出品する場合のお話をします。少しでも高く売却したいと思うとネットオークションは検討しますよね。

しかし

  • 水没車はネットオークションへ出品できるの?
  • トラブルはないかな?
  • 高く売れるの?

など不安ありますよね?

そもそも水没車をオークションに出品していいのでしょうか?

実はネットオークションへの出品は可能で、実際に出品されています。

しかし出品はできるのですが、私は個人的には水没車のネットオークションの出品はオススメしません。

落札する側でも水没車の購入をオススメしていなかったので、出品する側でも当然オススメできませんよね。

理由は

  1. トラブルのもとになる
  2. 車の出品は名義変更などの書類が大変

水没車では先程も述べたうように「いつ故障するわからない」という爆弾を抱えていますのでトラブルの原因になる可能性が高いです。

トラブルを防止するには「水没車を明記」はもちろんですが、「部品取り車」での出品やノークレーム・ノーリターンにしなければなりません。

となると売れにくくなる上に価格も安くする必要があります。

また個人間の売買では名義変更がされず「売ったはずの車の自動車税納付書がいまだに来る」などのトラブルも懸念される。

そして不動車の場合、車の陸送にも余分なコストがかかります。

これらを総合的に判断すると、ネットオークションで車を売却するのはいい手段とは思えないんですね。

不動車の売却は廃車専門業者に任せる

やはり「餅は餅屋」で、水没や冠水などで不動になった車は「廃車買取の専門業者」にお任せするのが楽で安心です。

私たち車屋でも低年式車や不動車の処分は、廃車買取業者依頼することはよくあります。

専用のレッカー車で車を引き取りに来てくれるので、不動車を動かさなくて済むので楽ですよね。

特に個人の場合は水没車の移動などは大変ですから、専門業者に引き取ってもらうのが無難でしょう。

でも車買取だと安く買いたたかれて損しそう!って思われるかもしれませんが、実は高価買取が期待できます。

水没車などは使える部品を分けて再利用したり、修理して途上国などに輸出したり、利用価値があるので一見ゴミに見えるような水没車でもちゃんと買い取ってくれます。

ネットオークションに出品する手間やリスクを考えれば、サクッと廃車買取専門店への売却が時間的にも金額的にも合理的です。

まずは見積もり依頼してみましょう。

オススメの廃車買取業者はこちら

まとめ

今回は水没車のネットオークションについてお話しました。

水没した車両本体では出品・落札側ともに故障リスクやトラブルの懸念があるためオススメできません。

部品の利用であれば、通常の部品より安く購入できる場合もあるので、外装部品を中心に活用するのもありですね。

手元に水没した不動車があり処分に困っている方は、廃車買取専門店などに相談してみよう。

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