スバルからリコールの発表がありました。
その内容と台数が半端なかったので記事にしてみましたのでご覧ください。
リコールの内容
メーカーHPの内容を引用します
不具合の部位(部品名) 原動機(バルブスプリング) 基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因 原動機の動弁機構部において、設計が不適切なため、バルブスプリングの設計条件よりも過大な荷重及び一般的な製造ばらつきによる当該スプリング材料中の微小異物によって、当該スプリングが折損することがある。そのため、エンジンから異音が発生し、また、エンジン不調となり、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがある。 改善措置の内容 全車両バルブスプリングを対策品に交換する
要するに、エンジン内部のバルブスプリングという部品が、材質不良のためエンジン内部で折れる可能性があり、最悪エンジン損傷します。ってことですね。

かなり重大な欠陥だと思います。
気になる対象になる車種ですが
- インプレッサ
- フォレスター
- BRZ
の3種類となっていますが、当然同じエンジンが乗っているトヨタの「86(ハチロク)」も対象になっています。
国内では現段階で7万4千台規模ですが、輸出も合わせると41万台だそうです。これをリコール(無償修理)対応なのでかなりの費用が掛かることがわかりますよね。
リコール掛かる時間がヤバい
そしてスバルのエンジンと言えば水平対向です。
スパークプラグの交換ではエンジンマウントを外すしてエンジンを傾けないと交換できないほどの整備性の悪さで有名なんです。
そんな水平対向のバルブスプリングの交換ってどのくらいの時間がかかるのかと言いますと、1台あたり丸2日かかるそうです。
整備士の生の声をお聞きください
当たり前だけどエンジン脱着して各バルブ交換をするんだけど、水平対向なので方バンクづつを上に向けて、終わったら逆にして~って結構大変みたいです。そりゃこれやるんだったら1台に付き2日の作業時間も納得ですよ。
しかし工場対応ではなく、各ディーラーで対応させているところが何とも言えない所ですね。組みあがったエンジン載せ替え!とかのほうが明らかに作業員の負担やミスが少なくなるのに。
そしてすべてのリコール作業を終える時間もすごそう。全国に拠点販売店が450店舗が対応するらしい。これを1店舗当たり何台リコール作業をするのか計算してみると、1店舗たり約164台となる。1台当たり2日かかるのだから毎日作業をしたとしても1年(328日間)かかりますね。長期戦ですので対象の人は慌てずに順番待ちましょう。
追記:全国に8か所リコール対応として拠点を置く対応をすることにしたらしい。ただ車を移動させる時間などを考えるとリコール完了に1週間ほど時間がかかるという。
今後対象車種が増えたりしない事を願います。