車検で入庫のライフのブレーキが固着していた話。
修理の内容と修理費用を紹介する。
ブレーキキャリパーオーバーホール
ブレーキ内部サビによるために固着。
オーバーホールをしました。
車両情報と症状
DBA-JB5
ホンダ ライフ
H18年式 3万キロ
症状は特になし。
オーバーホールの作業
通常車検で入庫している車なのでブレーキの検査をしているとブレーキキャリパーの右側が固着していたので修理することになりました。
さっそくブレーキキャリパーをばらしていきます。

キャリパーの中はこんな感じで錆があります。

キャリパーのピストンは再利用不可能です。サビに侵されているので再利用するとブレーキオイルが漏れます。

専用のブラシでキャリパーの中を磨きます。

これが限界ですね。予算の関係上再利用します。
再利用できるギリギリの荒れ具合?

ピストンは新品で気持ちがいい。

ブーツ、シールも丁寧に組み付けます。ここでブーツの収まりが悪かったりするとすぐに錆びつき固着しますからね!

今回はローターもこんな感じで荒れていますので交換です。
もちろんパットも交換です。

やはり新品が気持ちいいです。

すべて元通りに組み付け作業は終了です。
ブレーキキャリパーのオーバーホール費用
今回はブレーキキャリパーのオーバーホールのみにかかった費用を見てみます。
部品代
- キャリパーシールキット1×¥3210
- キャリパーピストン1×¥2220(片方側のみ)
- ブレーキパット1×¥6900
- ブレーキローター2×¥6200
- ブレーキオイル1×¥1800
今回の作業工数は車検時での試算です。(一般整備では1.8Hになります)
部品代 | 作業工数 | レバーレート | 工賃 | 合計修理代 |
¥27930 | 0.9 | ¥8500 | ¥7650 | ¥35580 |
車検でなく一般整備の入庫でしたら作業工数は倍になりますから+¥7650になります。
車のトラブルと走行距離の関係
今回の車両は3万キロしか乗っていませんが11年落ちです。
ブレーキの固着は走行距離が少ない車両でのよくあるトラブルです。
「走行距離が少ないので車検ではそんなに交換する部品なんてないでしょ?安くやってよ!」なんてことはよくありますが年式が経っている車両はこのようなトラブルもあるので注意と理解が必要です。
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