ホンダのワイパーゴム
以前勉強した内容ですがご紹介します。
コロコロ変わるホンダのワイパーゴムの形状
最近のホンダ車はコロコロとワイパーゴムの形状が変更になります。
ホンダの入庫が多い弊社には在庫管理が大変です。
ホンダ以外にもこの形状を使用している車種はあるかと思います。
確認でき次第車種を追加していきます。
GP5 フィット
JW5 S660
このワイパーの形状です。
写真がみづらくて申し訳ありません。
金具が無いタイプですね。
ワイパーゴムをスライドさせて交換するタイプです。
このタイプのメリットは、ワイパーゴムの消耗品を交換する際に出るゴミが少なくなるということです。
従来の金具ありのタイプでも換えゴムのみで部品が出たりするメーカーもありますが、金具ごと交換っていうメーカーもありますよね。
その際に金具がゴミになってしまう。環境に配慮しそのゴミをなくしたいって言うことらしいです。
交換する際に注意すること
交換作業は、「古いゴムをスライドさせて取る、スライドして新しいゴムを入れる」
活字にするとこんな感じ。
当たり前だけど。

じゃーなんでわざわざ記事にしてまで書くのか。
注意する点はここです。
交換の際
「ワイパーブレードを絶対に曲げないこと!」
なぜか?
このタイプのブレードは湾曲しています。
均一にガラスに密着するために湾曲しているんです。
金具があるタイプは金具が湾曲をしてその役目をしていますが、金具が無いタイプではブレードが湾曲することによってガラスとの密着を高めているのです。
交換のときブレードを曲げたら
では、ブレードを曲げちゃったらどうなるのか?
ワイパーがビビったりするようになります。
ダメだよね?
ビビったら
ではビビったらどうするのか?
ブレード交換してください!
要するに曲げちゃうと使い物にならないってことです。
最後に
作業自体は一般のユーザーさんでもできる簡単な整備です。
手軽にできる簡単な整備をしたのにワイパーがビビるようになったりしたら悲しいですよね。
そうならないためにもワイパーゴムの入れ替えには十分に注意をして、無理やり力を入れて入れるのではなくやさしくブレードを変形させないような力加減でワイパーゴムを入れ替えてくださいね。
ゴミを減らそうと採用したこの形状なのに、ワイパーゴムを交換する作業者がミスをすると「ワイパーブレードがゴミとなってしまう!」って事なんですよ。
せっかくメーカーが環境に配慮しているのに作業者のせいで台無しになるということと、余分な出費にもなっちゃいます。
何気ない作業にも気を配りながら、何事もそして構造を理解しながら作業しないとですね。
プロの整備士の方も気をつけなきゃならない案件です。
この形状はフィットのみならず、各メーカーにも設定があると思います。

