どーも510です。
今回は「車検切れの車は自動車税を払わなきゃダメなの?」
っていうお客様がいらっしゃったのでここで回答しますね。
皆さんの中にも長い間乗る機会がなく車検が切れている車があるといったケースもあるかと思います。
- 家族が他界して車をそのまま放置している
- 1人暮らしで長期出張となりその間に車検が切れる
- 思い入れのある車なので売らずに置いてある
このような場合でも自動車税は支払う必要はあるのでしょうか?払わなくていいのならそれに越したことはありませんもんね?
ということで今回は自動車税(軽自動車の場合は軽自動車税)に関してお話します。
車検切れの車の自動車税の支払いは必要?

結論から言いますと
車検が切れていても自動車税は支払う義務があります。
自動車税は4月1日に登録されている全ての車にかかる税金で車の所有者に支払い義務が生じます。ローンで車を購入している方は車の使用者が支払い義務になります。もちろん身体障害者の方や公益な車など免税されるパターンもあります。ここではこの免税される場合を除いた仮定で話をしますね。
「4月1日に登録」とは、つまりナンバープレートが付いている車ということです。車検が切れていようが関係なく登録車にかかる税金ということですね。
しかし車検が切れている車に税金を払うのはもったいないですよね。と言う事で次は自動車税を支払わなくていい方法を書いてみます。
自動車税を止める方法

自動車税を止めるには「一時抹消登録」をする必要があります。一時抹消登録をすることで自動車税の支払い義務が無くなるんです。車屋の用語としては「抹消登録」や「廃車」などと言った言葉を使います。また軽自動車の場合は「自動車検査証返納届」というものを出します。
日本ってこういうのややこしいですよね。
どちらにしても4月1日に登録をしてある車を対象として課税されるので、3月31日までに抹消登録をする必要があるんですね。しかし3月の31日は陸運局も大変混雑していますし、車屋さんに頼むのであってもギリギリですと「間に合いません!」と断られるケースもあるので早めに手続きをしましょう。
一時抹消登録は自分でも出来ますので費用を抑えたい方は自分で手続きするのもいいですよ。車の登録関係では比較的簡単な部類に入ります。
普通車は陸運局、軽自動車は軽自動車協会へ出向き手続きをすることになります。
必要になる書類は以下の通り
普通車の場合
- ナンバープレート2枚
- 車検証
- 所有者の印鑑証明書(3ヶ月以内)
- 住民票(所有者の住所の記載が車検証と印鑑証明書で違う場合)
- 手数料納付書(350円の印紙が必要)
軽自動車の場合
- ナンバープレート2枚
- 車検証
- 車検証に記載されている使用者の認印
印紙や必要になる書類は陸運局に揃っていますので問題ありません。書き方がわからない場合は代筆業者もいますから頼みましょう。(有料ですが2000円前後だと思われます)
車屋さんなどの代理人に頼む場合は委任状に印鑑証明書と同じ印鑑で捺印が必要となります。一時抹消登録の手数料としましては5千円~1万円が相場だと思います。
自動車税の納付書が来ない場合がある

話は自動車税の課税対象に戻りますが、都道府県によっては車検切れの車に対しては自動車税の納付書を送らないこともあるようです。
「自動車税課税保留制度」と呼ばれ字のままですが、車検切れの車に対して課税を保留する制度です。都道府県がこの車は車検を取得していないので今は使用していないと判断されれば、自動車税の納付書は送られてこないというんですね。
しかしここでは注意点が2つあります。
1つはこの制度はあくまで「保留」ということなので自動車税が免除されているわけではないと言う事。要するに支払い義務はキッチリあると言う事ですね。
もう1つはこの制度は「都道府県によって違う」と言う事です。各都道府県によっては自動車税課税保留制度自体採用していない所もあると言う事です。
まあ、車を登録してある以上自動車税の支払い義務はあるのでしっかりと納付しましょう。
車を処分したい場合は?

さてここまで、使わない車に自動車税を支払うのはもったいないので「一時抹消登録」しましょう。と言ったことを書いてきたのですが、どうせ乗らない車なので処分したい方もいるかと思います。
しかし、処分するにもお金がかかるので結局そのまま放置。なんて方も多いのではないでしょうか?しかし、あなたからゴミのように見える車も実は価値があり売れる可能性もあるんですよ。
世の中には「事故などで大破した車」や「台風などの水害で廃車扱いになった車」を高価で買い取ってくれる業者もあるんです。あなたがこんな車価値ないよ!って思っていても、世界中の誰かに役に立っている場合もあるんですね。基本的には買取業者は輸出しますので国内の需要とかは関係ないんですよね。
単なる「車検切れ」であれば低年式でも買い取ってくれる可能性はありますよね。査定は無料なので、とりあえずみてもらうのも手です。
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ゴミだと思い、処分にお金がかかるからと言って放置していたものが、実は高く売れるお宝だったなんてことももあります。また際ほどから説明してきた一時抹消登録などのいわゆる廃車に関わる手続きも無料ですし、レッカーによる引き上げも無料となっています。
まとめ
車検切れの車をやむなく放置した場合の自動車税についてお話しましたが、やむを得ない事情が無い限りは一時抹消をする方が無駄な税金を支払わなくていいです。
今後その車を乗る予定はあるのか無いのかを考える必要もありますね。乗らないならキッパリ売却、乗るのであればその時に車検取得をすればいいのです。
ちなみに車検切れの車検取得は移動が面倒ですよね?
移動方法についてはこちらに書いてあります。

くれぐれも車検切れの車を行動で運転しないで下さいよ!数百メートルだから大丈夫。なんてことはないですからね。この記事を見ればその怖さがわかるはずです。
