車検

車検に必要なもの(書類や経費)

車検を受けるにあたって何を用意すればいいのかな?ってお悩みの方に、この記事では「車検に必要なもの」(継続検査)について解説していきます。

車検に必要なものと言ってもユーザー車検の場合と、ディーラーや車検整備工場に車検をお願いする場合で用意するものも違ってくるのでそれぞれご説明しますね。

車検に必要なものは大きく分けて、書類と経費に分かれます。まず書類についてみてみましょう。

車検に必要な書類は?

まず車検場にて提出する書類をあげてみます。ユーザー車検の場合はこれらの書類を用意することになります。

  • 車検証
  • 自賠責保険証
  • 重量税納付書
  • 自動車検査票
  • 継続検査申請書
  • 自動車税納税証明書(軽自動車の場合)

それぞれを説明していきますね。

車検証

車検証

車検証は説明いらないと思いますが当然この車検証がなければ車検を受けれません。しかし車検証無くしちゃった!って方もいるかもしれませんね。でも車検証を紛失している場合でも心配はいりませんよ。車検証を再交付してから車検を受験して継続するといった手順を取れば車検は取得できますので問題ありません。

自賠責保険証

自賠責保険は強制保険と言われていますので、必要な期間の保険加入していないと車検に通りません。車検に必要な自賠責保険の期間は車検取得後の車検有効期限までの間となります。

継続車検で普通車や軽自動車の場合は現在加入している保険期間に24ヶ月追加すれば問題ありません。貨物自動車のように車検期間が1年の場合は12ヶ月が必要ということですね。

重量税納付書

自動車重量税納付書

車検時には重量税と言った税金を納める必要があります。「重量税」というくらいなので車の重量によって金額が変わってきます。必要な金額の収入印紙を購入し、重量税納付書に貼り付け車検時に提出します。

普通自動車の重量税

車両重量2年(車検実施時)
エコカー減免適用エコカー減免無し
エコカー
(本則税率)
エコカー以外
免税13年未満13年経過18年経過
~500kg以下05,0008,20011,40012,600
~1,000kg以下010,00016,40022,80025,200
~1,500kg以下015,00024,60034,20037,800
~2,000kg以下020,00032,80045,60050,400
~2,500kg以下025,00041,00057,00063,000
~3,000kg以下030,00049,20068,40075,600

テータ引用元:車検と車の手続き案内センター

軽自動車の重量税

2年自家用
エコカー減税適用本則税率※1エコカー減税適用なし
免税75%減50%減25%減
免税1,200円2,500円3,700円5,000円6,600円

データ引用元:車の税金.com

自動車検査票

自動車検査票

自動車検査票に必要事項を記入し、車検時の検査ラインで使用します。検査票には検査時にチェックする項目がずらっと並んでいます。

継続検査申請書

継続検査申請書

継続検査申請書は「車検を受けますのでよろしくお願いします」と言ったところでしょうか。車の使用者本人であれば直筆でOKですが、申請人と違う場合は使用者の印鑑(認印)が必要になります。

自動車税納税証明書(軽自動車)

自動車税納税証明書は軽自動車の場合は必要です。陸運局で車検を受ける小型車以上の場合以前は必要でしたが、現在ではオンラインデータで納税の滞納が無いかを瞬時にチェックできるようになったので納税証明書は必要ありません。

納税証明書は必要ありませんが、税金を納めていないと継続検査はできませんので注意が必要です。また車検を受ける数日前に税金を納めた場合はデータに反映されていない場合があるので納税証明書が必要になるケースがあります。

データが反映されるまでは1週間前後と言われています。

その他

必要な書類ではありませんが、車検を受ける前に注意点がいくつかありますので紹介しますね。以下の場合は継続車検ができませんので要チェックです!

  • 駐車違反の反則金の未払い
  • タカタ製エアバックリコール未実施

駐車違反の反則金の滞納者は車検拒否制度により車検証を交付してくれません。これを解除するには滞納している反則金を支払うほかないのですが、解除には1~2週間程度かかるらしいです。時間がかかり困りますから滞納だけはしないようにしましょう。

またエアバックのリコール未実施車も車検に通りません。エアバックでは異常破裂する危険性がありますので早急にリコールを受けるようにしましょう。

リコールはディーラーですと間違いなく対応してくれますのでディーラーへ持ち込むのがベストだと思います。しかし部品の手配や整備の日程などの兼ね合いがありますので飛び込みで行ってもほとんどの場合対応してもらえません。事前に電話を入れ予約する必要がありますので注意が必要です。

ここまですれば車検を受けれるようになりますが、そもそも車検を受けれる期間なの?って確認する必要もありますよね?

>>車検を受けれる期間についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

車屋さんへ車検をお願いする場合は?

車検に必要な書類を説明してきましたが、これは陸運局へ提出する書類のお話でした。要するにディーラーや町の車屋さんにお願いする場合はこれらの書類すべては必要がありません。あなたに代わり必要書類を準備し、全て提出しててくれるんですね。

それではユーザーのあなたが準備するものと代行できるものはどれでしょうか?

車検代行業者が用意ユーザーが用意
車検証
自賠責保険証
重量税納付書
自動車検査票
継続検査申請書
納税証明書

自賠責保険についてはユーザー側の持込でも構いません。しかしどこで自賠責保険を加入しても同じ金額なので車検を出す車屋さんにお任せするのが一般的でしょう。身内に保険屋さんがいるなどの理由で自賠責保険の持込をする方も稀にいます。

また軽自動車で必要な納税証明書ですが、紛失した場合などが良くあります。この場合、最寄りの市役所や役場などで再発行するのですが、車屋さんが代行で再発行をしてくれるケースもあります。

さてこれまで車検い必要な書類のお話をしてきましたが、車検に必要なものは書類だけではありません。重量税などを納めるのに必要な経費もあります。

車検に必要な経費は?

車検を受けるには当たり前ですがお金がかかります。車検の費用には、主に重量税や自賠責保険などの「法定費用」と車を実際に整備する際にかかる「整備費用」があります。

車検費用=法定費用+整備費用

こんなイメージでいいかと思います。

この法定費用と整備費用についてはこちらの記事で詳しく書いているので、ここでは割愛します。気になる方はご覧ください。

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費用は前払い?

車検ではかかるお金が大きいので予め用意した方がイイのか、あとでいいものか悩みますよね?

実はディーラーや街の車屋さんに車検を出す場合、法定費用を先払いする場合や法定費用と整備費用の合計を後払いする場合などがあります。要するに各車屋さんによって違うってコトなんですね。ですので事前に支払いの形態を把握しておくのがベストかなと思います。

ちなみに車検費用の支払いは、現金のほかクレジットカードや電子マネーを利用できるところもあります。これもお店によってまちまちなのが現状です。

出来ればポイントが付くクレジットカードなどがお得でいいですよね。これも法定費用はクレカ決済できないお店やOKなお店が混在しているんです。こういうことが統一になるともっとキャッシュレス化が進んで便利になると思うんですけどね。

車検もできれば安く済ませたい!って思っている方もいるでしょう。そんな方はこちらん記事が参考になるかもしれません。

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